図書館の大魔術師「ろまんすの夜明け」4話のネタバレ感想です。
図書館の大魔術師【4話】ネタバレあらすじ
燃えている図書館にたどりついた少年たち。
倒れていた館長の救助をククオに任せ、少年はセドナの本を探す。
煙に包まれた部屋の中、本を手にとって振り返ると
ギャアギャアと鳴くおそろしい魔物が羽ばたいていた。
逃げ場はない。
「大丈夫・・・僕が守るから・・・」
煙を吸った少年は、本を抱きかかえたまま気を失ってしまった。
絶対に本が燃えないように、命がけで守ってる姿が泣けてくるにゃ・・・
夢から目覚めた少年は、”仕事”を終えたセドナたちが旅立とうとしていることを知った。
旅立つセドナを前に、少年の心の中にしまっていた感情があふれ出る。
少年は尋ねた。
「いつか僕の前に、主人公は現れますか・・・?」
セドナは言う。
「主人公は現れたりしない。どんな時も、ページを進めるのは自分自身の手に他ならない!」
「主人公は君だ!」
憧れの人が全力で応援してくれるなんて
羨ましいのにゃ~
セドナ、かっこいいにゃ!
7年の月日が経った。
嫌われ者だった耳長の少年は、村人たちから愛される存在になっていた。
セドナとの約束を果たすため、少年は動き出す。
「シオ=フミス」の物語がここから始まる。
図書館の大魔術師【4話】感想
今回のお話で、はじめて少年の名前が「シオ=フミス」だとわかりましたね。
無力で何もできない耳長の子。
その子が「シオ=フミス」という名前の小さな英雄に生まれ変わる。
とても重要な回だったと思います。
ずっと名前がわからなかったから、気になってたにゃ! とっても良い名前にゃ!
まず、図書館で本を守る場面が印象的でしたよね。
シオは、セドナの本を炎から守るように、床に倒れました。
借りたものをちゃんと返す。
見た目が違うだけで信じてもらえなかったシオは、命と引き換えにしてでも
本をセドナに返して、自分の誠実さを証明したかったんじゃないでしょうか。
何も悪いことをしてないのに、信じてもらえないのはほんとに悲しいにゃ。
そして、シオの想いに答えるかのように、セドナたちが駆けつけます。
大気の魔術で精霊をあっという間に大人しくさせ、燃えさかる炎を消し去るセドナ。
ボロボロになった魔術書を修復するナナコとピピリの高度な技術力。
騒動が終わった後
館長を問い詰める怒りのアンズさんは、まさに圧巻の迫力でしたね。
怒らせちゃダメな人を怒らせちゃったにゃ・・・。
セドナとの別れの場面。
シオは、きっとセドナが自分を連れ出してくれる主人公なんだと感じていました。
涙を流しながら救いを求める少年に、わずかな沈黙の後、セドナはこう答えます。
「主人公は現れたりしない」
セドナは、この言葉を伝えることを、ひょっとしたら一瞬ためらったのかもしれませんね。
それでも、シオが自分の力で歩き出せる、そう信じて現実を伝えたのではないでしょうか?
シオの悲しみを打ち消すようなセドナの言葉が、とっても印象深かったにゃ。
7年後のシオは、まるで別人のように明るく元気な少年になりましたね。
物語の主人公として、司書(カフナ)への道を歩き始めたシオ。
今後の冒険がとても楽しみです!
コメント