マンガ「図書館の大魔術師」8話のネタバレ感想です。
図書館の大魔術師【8話】ネタバレあらすじ
本の都アフツァック
日が暮れて空に無数の星が見え始めたころ、シオたちはアフツァックの野営地へとたどり着いた。
明日は、試験当日。
ギリギリの到着だったが、無事に旅ができたのは全てガナンのおかげだとシオは感じていた。
自分一人であればどれだけ過酷な旅になっていたか分からない。酒好きの親方が旅の間、一滴も飲まず気を張っていたことがその過酷さを物語っている。
ガナン親方との出会い
ガナン石工業の親方ガナン=キアシト。7年前、カフナになりたくて村の司書を尋ねたとき、なんでも知っている物知りな人として紹介された。
無謀だと笑うガナン。だが、
彼はシオの目をじっと見据えたあと、自分の職場でシオを働かせることにした。
こんなちっちゃい子に肉体労働させようなんて
とんでもなくぶっとんでるにゃ・・・。
現実とロマン
生まれた場所、親の財産、容姿。
すべてに恵まれないシオが他の受験生に負けないためには、誰よりも長い勉強時間とそれに耐えるための強い体が必要だった。
7年間のシオの努力を認めつつも、現実の厳しさをあらためて伝えるガナン。
静かに燃える焚火の前で
ガナンは、笑いながら言った。
「前にいる奴全員を追い抜く快感は、最後尾にしか味わえない特権だ」
試験当日。
シオは胸の鼓動を感じながら、あの日憧れていた場所へと歩き出した。
図書館の大魔術師【8話】感想
今回のお話、ほんとうに素晴らしかったです!
特に注目してもらいたいのはシオが図書館内の光景をはじめて目にするシーンなのですが、まさに圧巻です!
作画の美しさに定評のある本作「図書館の大魔術師」。今回は特に気合の入り方が違うと思いました。ぜひ見開きページで見てほしいです。
図書館の光景
やっとたどり着いた中央図書館。シオは気持ちを抑えきれず、思わず走り出します。
本の都と呼ばれるだけあって中央図書館はとにかく大きいですね。図書館というよりもまるで宮殿みたいです。入り口を進むとすこし大きめの扉があり、その先でシオの足がとまります。
数えきれないほどの本と格調高い建物。
美しく幻想的な光景とそれをはじめて目にしたシオの気持ちに共感してしまって、読んでいて思わずため息が出そうになりました。このシーンだけでも一見の価値があると思います!
神々しくて大聖堂みたいなんだにゃ
ガナン親方
シオが中央図書館を目指す旅に出て、ずっと一緒にいた人物「ガナン=キアシト」。シオが働いている石工業の親方です。このお爺さんは一体何者なんだろう?と気になっていましたが、今回のお話でようやくシオとの関係が語られましたね。
ただの飲んだくれオヤジ
じゃなかったんだにゃ
豪快で大雑把に見えますが、かなりの切れ者のようでした。セドナとは全くキャラが違いますが、どこか似ている雰囲気があるように感じます。
シオが全幅の信頼を置いているところをみると、ガナンはシオにとって父親のような存在なのかもしれません。
シオの出生
今回のお話では、シオの出生についても少しだけ触れられていました。中央図書館が全ての出版物を管理するきっかけとなった事件。その事件に深く関わっている二つの民族の混血児であるシオ。
彼はこれから先、どんな運命をたどっていくのでしょう?
次回はついに受験本番です!悪夢の筆記試験と呼ばれる第1次試験。シオは無事に通過できるのでしょうか?
コメント