マンガ「図書館の大魔術師」14話のネタバレ感想です。
図書館の大魔術師【14話】ネタバレあらすじ
シオの進む道
司書試験が終わり、シオはアムンの村へ戻っていた。
カフナになるための道の険しさを痛感したシオは、悩んでいた。自分がこれからどうすべきかを。
あるとき、シオは子どもの頃に姉とした会話を思い出していた。
「あなたには色んなことができるようになってほしいの。」
姉の言葉で自分の強い想いに気づいたシオ。そんな彼の元に図書館から合否の通知が届く。
合格?不合格?どっちなんだにゃ?
旅立ちの日
村の多くの人々に見送られ、シオは迎えが来る待ち合わせ場所へと向かった。
ククオやケコと共に見送ってくれたサキヤに手を振り、シオは目的地にたどり着く。
ガナン親方、そして姉の言葉を胸に刻み、シオは涙を拭いて夕暮れの空を見上げた。
いま、少年は広い世界へと旅立つ。
図書館の大魔術師【14話】感想
今回のお話、シンプルに泣けました・・・。
サキヤの想い
サキヤは本当に純粋な子だと思います。
彼女はシオが旅立つとき、見送りに集まった村の人々の中にいませんでした。
不合格であってほしい、一瞬でもそう考えたことを悔いて涙を流すサキヤ。旅立ちを素直に喜んでいる村の皆と一緒にシオを送り出すことは、彼女にとって耐えがたいことだったのかもしれません。
サキヤは、小さな頃からずっと側でシオの努力を見てきました。だからこそ、将来シオが大きなことを成し遂げるという確信と彼女が秘めているシオへの想いの間で葛藤があったんだと思います。
「・・・私のこと、忘れないで・・・。」
サキヤのこの言葉、何度読み返しても泣けてきます。
ずっと応援してるから!!と力強く叫んだあと、小さく漏らした彼女の本音がたまらなく切なかったです。
シオのお姉ちゃんの想い
シオが学校に通わず一緒に働きたいと言ったとき、シオのお姉ちゃんはとても辛い決断をします。
暗く沈んだシオの顏を見たくない。今すぐシオを守ってあげたい。でも、この先もずっと私がこの子を守り続けられるの?もしかしたらそんなことを考えていたのかも。
唇を血がにじむほど噛みしめて迷いを振り切った、強い想い。
お姉ちゃんの気持ちが痛いほど伝わってきます。これまで全力で守ってきた幼い弟を、いばらの道だと知りつつ送り出さなければならないんですから。
旅立ちのとき、シオが気持ちを抑えられなかったのは、シオとお姉ちゃんの関係が姉弟よりも親子の絆に近かったからかもしれませんね。
シオが子どもみたいだったにゃ
いよいよ、次回から新章に突入!
これからどうなっていくのかが楽しみです!
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