マンガ「図書館の大魔術師」13話のネタバレ感想です。
図書館の大魔術師【13話】ネタバレあらすじ
理の大魔術師像
大通りの近くにある並木道。
ウイラを連れたシオは、奇妙な縁で知り合った老婆とその道を歩いていた。
理の大魔術師像が置かれた広場までたどり着くと
老婆は「お前さんはこの像を見ておいた方がいいんじゃないかと思った」とシオに話した。
自然と流れてくる涙をガマンするシオ。
理の大魔術師像の前で泣くのは失礼だ、そうシオは思っていた。
この方が守りたかったのは、皆が笑顔でいる世界のはずだから。
老婆の正体
シオと別れたあと、老婆は中央図書館へ戻っていた。
図書館幹部のトクシャは、老婆を見つけると声を荒げて説教をはじめる。
街中に人造精霊が現れ暴れていたこと。
そして、その場所に老婆の術の痕跡が残っていたこと。この二つがその原因だった。
人造精霊の模様はどっかで見たことがあるにゃ
白髪で赤い目をした老婆。
彼女の名前は、コマコ=カウリケ。
人々は、彼女のことを図書館の大魔術師と呼ぶ。
図書館の大魔術師【13話】感想
今回のお話、これから先の展開に関わってきそうなものばかりでした!
とても気になることが多かったですね!
図書館の大魔術師
本作のタイトルでもあり、中央図書館の中で最も重要な人物。
それがコマコの正体です。
コマコとトクシャの会話は、はじめこそコメディっぽい流れでしたが、一気にシリアスな雰囲気になりましたね。二人のやり取りの緩急がすごかったです(笑)。
トクシャ、恐いお姉さんだにゃ・・・
大きな影響力を持つ中央図書館ですが、敵対する勢力がいたり、各民族間のつながりが弱まり民族大戦が再開されそうだったり、深刻な問題も抱えているようです。
コマコが図書館の大魔術師の座を降りようとしている節もあり、後継者を巡って図書館内でも何かが起こりそうな予感がしますね。
コマコはシトラルポル(無彩の放浪者)でもあります。赤い目と白い髪、生まれつきの強大なマナ。シトラルポルの特徴は、今後の物語の中でも重要な要素になってきそうです。
シオの存在
希少性が高いシトラポルですが、シオはそれと同じくらいこの世界では珍しい存在です。
民族大戦中に起きたホピ族大虐殺。
それを実行したヒューロン族と被害を受けたホピ族の混血児がシオです。
シオの理想に反して、アフツァックの人々は彼の見た目に異質さを感じていました。これまで立ち寄ったどの町の人々よりも。
コマコと共に理の大魔術師像を見たとき、シオが無意識に涙を流すシーン。
ひょっとしたら、彼が感じたアフツァックの現実とホピ族の英雄の想いが重なって生まれた感情なのかも・・・。
平和だけど、理想の世界とは違うんだにゃ・・・
これまでとは違い、明確な”敵”が現れ始めた物語。
これからシオはどうなっていくのでしょうか?
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