マンガ「図書館の大魔術師」3話のネタバレ感想です。
図書館の大魔術師【3話】ネタバレあらすじ
自宅に戻った少年は、部屋の中で倒れている姉を見つける。
からだの小さな少年では、布団の上に姉を運ぶことすらできなかった。
助けを求めて駆けまわる少年を見たセドナは、少年の家へと向かう。
貧しい姉弟を気づかい、銀貨を渡そうとするセドナ。
少年は、施しではなく労働の対価としてそれを受け取りたい、とセドナに伝えた。
お金を稼ぐのって、大変なことなのにゃ・・・。
司書たちは、本来の仕事にとりかかっていた。
彼女たちの目的は村で見つかった魔術書を回収することだった。
持ち主は「魔術書が盗まれた」と話す。
司書たちは、持ち主の話に疑念を抱きながらも、法を破らずに魔術書を回収する手段を模索する。
腹黒い館長が一番あやしいのにゃ~
少年が図書館を使えないと知ったセドナは、自分の大切な本を貸すことにした。
本を抱え、喜びながら自宅に向かう少年。
その姿を見た館長は、図書館から盗まれたものだと思い、少年から本を取り上げてしまう。
図書館の大魔術師【3話】感想
今回のお話は、無力さを感じていた少年が、はじめて「自分にしかできないこと」に気づくお話でした。
セドナの言葉を思い出し、少年は少しずつ変わりはじめます。グッとくるシーンばかりでしたね。
「自分には何もできない」と思い込んでいた、少年。
貧民街の現状を思い知らされた、セドナ。
娘の言葉で心の大切さを思い出す、館長。
それぞれに気づいていなかった事実があり、3人の登場人物の視点の違いが見事に描かれていて
とても素晴らしい回でした。
館長と娘のサキヤが言い争うシーンでは、思わず目頭が熱くなりました。
館長、意外と根っからの悪い人じゃなかったみたいだにゃ
今回のお話で、セドナたちが村を訪れた本当の目的がわかりました。
魔術書が見つかったことで、村には不穏な空気が流れ始めます。
魔術書はいまにも暴走しそうです。
一体どうなってしまうんでしょうか?
魔術書の力ってどのくらい強力なのかにゃ?
少年とセドナが自宅で会話をする場面。
なぜ、セドナは、少年の家庭事情を踏み込んで聞かなかったんでしょうか?
ひょっとしたら容姿が異なる姉弟を見て、何かを思うところがあったのかもしれません。
少年に対してセドナがゆっくりと諭しながら導くように話す姿が印象深いです。
ちなみに余談ですが、今回のお話では動物たちがひそかに活躍しています。
へそ曲がりな黒馬のビロウは、セドナよりも早い段階で少年の異変に気づいていましたね。
ひょっとして・・・少年を救う英雄ってビロウなのでは?(笑)
頼りになる親友ククオ。
角が生えてるから、ただの犬じゃないだろうとは思っていましたが、聖獣の子どもだったんですね!
あと、サキヤといつも一緒にいる子ザルのケコって、実は、かなり賢いのかも?
よく見るとケコだけが、”何か”に気づいてるみたいだにゃ
次回のお話は、なにやら事件の予感がします。
少年はセドナの本を守ることができるのでしょうか?
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