マンガ「見捨てられた推しのために」107話のネタバレ感想です。
民衆にも神殿とのつながりがバレ、民衆からの怒りを買うことになったディアーナは…
見捨てられた推しのために【107話】ネタバレあらすじ
カエルスの言葉においつかないヘスティア
ヘスティアはカエルスの言葉に何を言っているのか理解できません。
なにもない、いつもの日常から暗闇に突き落とされたように感じるヘスティア。
カエルスの言葉は、ヘスティアの心を傷つけ誤解させてしまいます。
「あなたのために必死に頑張ってきたのに!!!」
ヘスティアは、切羽詰まった顔で叫んだのでした。
モブキャラですらないヘスティアの絶望
努力しても結局はディアーナのために回っていると思いこむヘスティア。
ヘスティアは、モブキャラでしかないと思っていましたが、読者として憑依した自分がモブキャラですらないことに気づいてしまいます。
私の居場所はこの世界のどこにもないと絶望するヘスティアでした。

ヘスティアの気持ちは燃え尽きてしまったのかな・・・。
見捨てられた推しのために【107話】感想
ヘスティアが、今までカエルスのためにがんばってした行いを否定されるような気持ちが痛いほど伝わってきました。
カエルスの言葉はヘスティアを傷つけるだけのものになってしまっていたので、ヘスティアの生きる意味もすべて無意味なものになってしまったのでしょう。
その絶望感が悲しくなりました。
物語は変えることができないの?
ヘスティアがあんなに動揺して頭がパニックになっている姿、初めて見た気がします。
今までは復讐に必死で、困難なことがあってもカエルスのために常に前向きに頭をフル回転していたヘスティア。
そんな彼女にとって、カエルスがディアーナを擁護するかのような言動は、ヘスティアの気持ちに寄り添っていない行動です。
なぜ、あんなにカエルスのことを考えて推しのためだけに行動しているヘスティアの気持ちをカエルスは考えることができなかったのでしょう・・・。
カエルスは、交渉に優れていて相手の気持ちを読み取る頭脳を持っている人のはずです。
ヘリオスとディアーナに傷つけられて廃人になっていたカエルスなら、ヘスティアの行動がわかると思います。
ヘスティアの表情にも注目しましたが、震える声でディアーナを救おうとするのか聞いたのは、
今ではカエルスとヘスティアは良き夫婦になっていると思っていたのに、ここでお互いの気持ちのすれ違いがでてきて波乱が起きそうでこわいです。
廃位を望まず中立ってどういう意図があるのかわかりません。
自分を傷つけた人たちを許すというカエルスの包容力の大きさが、今は短所に思えてしまいました。
ヘスティアの生きる意味のなくなった喪失感
謝罪が薄っぺらかったとしても、ヘスティアによって謝罪する気持ちがでてきたことで許すつもりになったカエルスの言動。
このやりとりで、ヘスティアの抑えきれなくなった負の感情が一気に爆発して抑えきれなくなっていた様子が痛々しかったです。
カエルスは、ヘスティアのおかげで立ち直ってここまでメンタルも戻ってこれましたが、復讐に生きる意味を持っていたヘスティアの感情はどうなってしまうんだろう。
1人だけ新たな道を進もうとするカエルス、運命を変えるために頑張ったヘスティアのすべてが全否定されたと同時に、生きる意味さえ奪われてしまったようなヘスティア。
今のヘスティアの気持ちは、物語から逸脱したキャラクターであり、物語の1人としても認識されず、ヒロインは強制的に補正がかかって結局幸せな結末になっているのではないでしょうか。
今までずっと応援してきた読者としての自分も、今回ばかりは絶望的な悲しい気持ちになりました。
題名、見捨てられた推しのために・・・。
今回の物語、この言葉が胸に突き刺さる内容でした。

ヘスティアの心が壊れてしまった・・・。
このままでは危ない!

カエルスがダメだニャ!
闇の世界に吸い込まれてしまいそうだニャ
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