マンガ「公爵夫人の50のお茶レシピ」108話のネタバレ感想です。
公爵夫人の50のお茶レシピ【108話】ネタバレあらすじ
紅茶を嗜む国の女王でありながら、「お茶が好きではない」と断言するカタリナ。
そこにはお茶を嗜んでも“感動したことがない”という理由があってのことでした。
そしてカタリナは続けます。
「オレンジ色や朱色に光る紅茶って美しいかしら?」
「そんな色など私の目にはバカげたものに見えるだけ。」
お茶を愛する楓の前でとんでもない発言だにゃ・・・!
しかし楓は、そんなカタリナに怒りを見せるでもなく、冷静に言います。
「ではこれから私が、美しいお茶をお見せいたします。」
公爵夫人の50のお茶レシピ【108話】感想
お茶を嗜む国の女王だからと安心してましたが、まさかの発言でしたね・・・!
カタリナ初登場シーンの、あの煌びやかな演出や、室内の装飾について
とやかく言う美的感覚は、この伏線だったのかも。
このあと楓が出した、色とりどりに変化するお茶にも
「香りは良いし変化は面白いが、それだけ」と、言い放った時、
カタリナの言う「感動したことがない」は、”視覚的な感動”を求めているのだということも分かりましたね。
青ピンク緑紅と、色の変化するお茶は本当に美しく、
自分なら喜びはしゃいで動画撮影までしているだろうになぁと思ったので
かなりの感動でないと心が動きそうにない感じがして、
「楓いけるか・・・!?」と、ドキドキしました。
にゃんこも絶対撮影して、SNSにあげちゃうにゃ!
そしてカタリナは「あなたの腕前はこの程度ではないと思いますが」と、
楓を煽ってましたが、やはりわれらが楓、
もちろん、ここで終わりませんでしたね。
帝国に「お茶文化」を流行らせた張本人がここで終わるわけがないです。
カタリナの煽りにもブレずに「勿論でございます」と答えたのもかっこよかった!
そして出された「工芸花茶」。
お湯を注いでつぼみが開いた様子が『フランドール王国の国旗』に見えるようにする発想がまさにおもてなし・・・!
と、度肝を抜かれました。
というか、工芸茶って組み合わせられるんですね!
工芸茶というものの存在は知っていましたが、組み合わせができるなんて知らなかったです。
調べてみたら、工芸茶の中にはお湯を注ぐ前の『包む状態』にも工夫ができるようで、
ウサギや龍などの動物の形のものもあるようです。
それにももちろん技術がいるんだろうなと、感動しました。
そして、これにはさすがのカタリナも驚きを隠せなかったのか、
ハッとしたような目の表情がすごくよかったですよね!
最後に手土産用にケースにいくつかいれてお渡しするのも、
ビジネス的なぬかりのなさが感じられました。
カタリナがスカウトするのもうなずけます。
楓を誘うなんて、さすがの審美眼。良いセンスしてるなぁ。
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