結界師の一輪華

結界師の一輪華【17話】ネタバレ感想「ぶつかり合う心、近づく距離」一ノ宮と二条院の代理戦に華は望を代理に指名する

結界師の一輪華
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マンガ「結界師の一輪華」17話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

Aクラスに転入生が来ると話題に。それは、二条院家の2人だったのです。朔の嫁である華が落ちこぼれのCクラスにいることが納得いかない二条院桔梗。桔梗は、毎日のように華を監視してきて・・・。

ぺんぎん
ぺんぎん

二条院家はこれからの展開にどう関わってくるのか・・・

結界師の一輪華【17話】ネタバレあらすじ

華は桔梗から対決を申し込まれますが、自分の力を知られたくないため、最初はきっぱりと拒否します。

さらに桔梗が自ら戦うのではなく、代理として桐矢を立てると知り、華も負けじと朔の弟・望を代理に指名しました。

最初は渋っていた望ですが、華から朔とおそろいの勾玉を贈ると持ちかけられ、その誘惑に負けて承諾します。

名門・一ノ宮と二条院の代理戦は学校中の話題となり、多くの生徒が見物に集まってきて、やがて桐矢と望の戦いが始まり、その一方で、観戦をよそに桔梗と華は腹を割って互いの思いや本音を話すことに・・・。

結界師の一輪華【17話】感想

今回のエピソードは、華と桔梗の間に漂っていたわだかまりが、少しずつ溶けていくきっかけになった回だと感じました。

最初は桔梗から一方的に対決を申し込まれた華ですが、その背景には単なる意地や勝負心だけでなく、桔梗なりのプライドや複雑な感情が見え隠れしているように思えます。

華もまた、力を隠して過ごしてきた理由があり、表立って戦うことを避けたい気持ちが強く、二人とも違う形で『自分を守る鎧』をまとっているのが印象的でした。

そして、桔梗が代理として桐矢を立てたのに対し、華も同じように望を出すという構図は、ただの代理戦というよりも、周囲を巻き込みながらも互いの距離を少しずつ詰めていくやり取りに見えます。

望が勾玉につられて承諾する場面は、張りつめた空気の中で少し笑みを誘う可愛らしい一幕でもあり、微笑ましく思えました。

戦い自体は盛り上がる一方で、裏では華と桔梗が静かに言葉を交わし合う場面が描かれます。

桔梗の中にあった華への誤解や反発心が、少しずつ溶けていく兆しが見えた瞬間は、読んでいて胸が温かくなりました。

ぺんぎん
ぺんぎん

派手な戦いの場面以上に、人の心の距離が変わっていく・・・

この距離感が今後の展開にどのように関係してくるのでしょうか。

次回の話も楽しみです。

そして表面では対立していても、心の奥では相手を理解しようとする気持ちが芽生えている・・・そんな柔らかな変化を感じさせてくれる展開だったと思います。

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