マンガ「結界師の一輪華」7話のネタバレ感想です。
結婚届を出し終えた朔は、華の家に挨拶にやってきました。
葉月との結婚だと思った両親は大喜び。しかし葉月ではなく、華と知って・・・。

ようやく華が家を出るとき・・・。
結界師の一輪華【7話】ネタバレあらすじ
一ノ宮家へやって来た華は、朔の母から歓迎されていない様子でした。
母は華の力の弱さを気にしていて、本当は姉を迎えたいと思っていたのです。
しかし朔は母の言葉を一刀両断し、華を守り抜くと宣言しました。
部屋へ案内された華は、朔の式神・ケモミミメイドの椿と出会い、葵や雅、あずはも加わってにぎやかなひとときを過ごします。
やがて迎えた祝言の日。
朔は華を巻き込んだことを詫びて、代わりに幸せにすると約束しました。
陰口を耳にしても、華は余裕を見せ軽口を叩き、その様子を見て朔も笑顔を見せるのでした。
普段見られない朔の笑みに周囲が驚く中、二人をじっと見つめる不穏な影が・・・。
結界師の一輪華【7話】感想
第7話は、華と朔の関係が少しずつ形になっていく様子と、一ノ宮家に漂う緊張感が交錯する、とても印象的な回でした。
まず心に残ったのは、朔の母・美桜とのやり取りです。
嫁として歓迎されない華に対し、朔が毅然と「口出しはさせない」と一刀両断する場面は、本当に頼もしく胸が熱くなりました。

普段クールな朔が、華を守るために迷わず盾となる姿に、彼の強い決意と愛情を感じられて・・・。
華にとっても、その言葉は大きな安心になったのではないでしょうか。
一方で、式神たちが集まるシーンはとても賑やかで微笑ましかったです。
ケモミミメイドの椿が葵に一目惚れするくだりはコミカルで、緊張した空気を和ませてくれました。
そして迎えた祝言のシーン。朔が「巻き込んでしまったことを謝る」と頭を下げ、「代わりに幸せにする」と約束する場面には心を打たれました。
華も「自分で選んだ道」と覚悟を示し、二人の絆がしっかりと結ばれていく瞬間が本当に美しかったです。
華が陰口を受けても余裕を見せ、軽口を返す姿も彼女らしくて格好良かったですね。
その言葉に朔が思わず笑ってしまう場面は特に印象的で、普段笑わない彼が華の前だと表情が豊かになる様子は胸が温かくなりました。
二人が自然に心を通わせる瞬間を垣間見られて、とても嬉しかったです。
ただ、その幸せな空気の裏で、不穏な人物が二人を見つめている描写があり、緊張感を残して幕を閉じました。
甘さと不安の対比が巧みに描かれていて、この先の展開を一層気にさせられます。
第7話は、華と朔の距離が縮まると同時に、家のしがらみや外の影が忍び寄る、まさに転機となる一話でした。
読んでいて胸が温かくなりながらも、次の不穏な展開を待たずにはいられません。
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