マンガ「踏んだり、蹴ったり、愛したり」18話のネタバレ感想です。
加瀬の告白を受けた佳帆は、その誠実な想いに心が揺れながらも、自分の気持ちに正直になることを選びます。
「この人を傷つけたくない」と思いながらも、告白を断る決断をしたのです。その後、泰の部屋に訪れたのは・・・。

佳帆の本当の気持ちは・・・
踏んだり、蹴ったり、愛したり【18話】ネタバレあらすじ
加瀬と並んでいる佳帆の姿を見て、「あいつの方がいいに決まってる」と泰は思い、距離を取ろうとします。
誠実で優しい加瀬となら、佳帆は幸せになれる。そう思いつつも、胸の奥に渦巻く感情を無視できない泰。
そんな時、佳帆が突然泰の部屋を訪ねてきます。
加瀬から告白されたこと、そしてそれを断ったことを告げ、「この人を傷つけたんだ」と涙を流す佳帆。
泰はその涙に戸惑いながらも、どこかで突き放そうとします。
しかし佳帆は、「あんたといたいって言ってんの」「どうせ私は泰を選ぶ」と言い放ち、涙を拭って帰ろうとしますが――。
踏んだり、蹴ったり、愛したり【18話】感想
今回のエピソードは、感情が激しく揺れ動く、胸を締めつけられるような回でした。
加瀬と並んでいる佳帆の姿を見て、「あいつの方がいいに決まってる」と思う泰の心の声が、あまりにも切なくて。
きっと泰は、自分よりも誠実で、ちゃんと想いを伝えられる加瀬の方が佳帆にはふさわしいと、思っているんですよね。
でもそれって、自分の気持ちにフタをして、逃げようとしてるようにも見えて、泰らしいけどズルいとも感じてしまいました。
そんな中、佳帆が突然泰の部屋を訪ねてきます。
しかも加瀬から告白されたこと、それを断ったこと、そして「この人のこと、傷つけてしまった」と涙を流す姿には、思わず胸がギュッと締めつけられました。
佳帆は、自分の気持ちをちゃんと見つめたうえで、加瀬ではなく泰を選ぼうとしている。
でもその選択が、誰かを傷つけることになる苦しさも、全部引き受けようとしてしまって・・・。
そのまっすぐさがとても強くて、でも同時にすごく切なかったです。
一方の泰は、そんな佳帆の想いを正面から受け止めきれず、突き放そうとします。
けれど佳帆は言います。「あんたといたいって言ってんの」「どうせ私は泰を選ぶ」って。
その言葉に込められた想いの強さに、グラッと揺れる泰の心が伝わってきます。
好きだからこそ、怖い。好きだからこそ、自分から逃げたくなる。
それでもやっぱり、この人といたい――そんな葛藤が痛いほど伝わってきます。
今回の話は、恋愛の持つ美しさと残酷さ、そして人を本気で想うことの苦しさを、まざまざと感じさせられる内容でした。
佳帆の選択はきっと正直で、本物だと思います。
あとは泰がそれをどう受け止めるか。ふたりが同じ方向を向ける日は来るのでしょうか。
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