マンガ「クロヒョウ家のユキヒョウお嬢様」29話のネタバレ感想です。
今日はティエルがはじめて絵をかいてもらう日です。
「家族全員で一緒にいる絵も描いてもらう予定だから、完成したらメインホールの一番目立つ所に飾ろう」
カーサスの言葉にティエルは嬉しそうに目を輝かせます。
一方ティエル以外のアステリアン家の面々はティエルの絵を1枚でも入手すべく必死で…。
クロヒョウ家のユキヒョウお嬢様【29話】ネタバレあらすじ
オリビエの母エティエンヌはティエルを前にして動くことができませんでした。
そんなエティエンヌにティエルは近づきます。

自分から行けるようになるなんてティエルも成長しているね!
生きていてありがとう
伯母であるエティエンヌの前までくると、ティエルは挨拶します。
そんなティエルの頭をふるえる手でなでると…、
「お母さまにそっくりね」
「生きていてくれて…ありがとう…」
涙を流しながら、エティエンヌはティエルを抱きしめました。

生死不明だった姪がこうして目の前にいるのだから、エティエンヌも喜びもひとしおだったはずにゃ。
そしてエティエンヌはカーサスの変わりに、ティエルをある部屋へと案内して…。
クロヒョウ家のユキヒョウお嬢様【29話】感想
カーサスの妹であり、オリビエの母エティエンヌが登場しました。
エティエンヌはレナとも仲が良かったのですね。
だからこそレナの母としての気持ちも知っていて、なおのことティエルの無事が嬉しかったのだと思います。
回帰してよかったね、ティエル!
母の部屋
そしてエティエンヌはティエルをレナが使っていた部屋へ案内します。
きっとエティエンヌはこのために実家に帰ってきたのでしょうね。
カーサスでももちろん良かったのでしょうが、カーサスだと感情が先立ってうまく話せる自信がなかったのでしょう。
それに父親というより当事者に近い存在だからこそ、ティエルも遠慮して何も言えないと思ったのかもしれません。

実際、ティエルはアステリアン家に来てからというものあまりお母さんのことは話さないよね。
きっとたくさんお母さんのことも聞きたいだろうに。

カーサスもそのことに気が付いたのかもしれないにゃ。
エティエンヌから聞く母の姿は、ティエルにとってはじめて触れる生身の母親像だったのではないでしょうか。
どうせネスティアン家ではろくな話は聞かされてこなかったでしょうし。
レナの死亡理由は明確に明かされていませんが、少なくともティエルは自分が産んだことによるものだと考えているようです。
出産は何が起こるかわかりませんし、可能性として大いにあり得ますが、それ以前にどうしてレナが失踪しなければならなかったのか、という大きな謎も残されています。
いずれにせよエティエンヌのおかげでようやく「お母さまに会いたい」と本音と涙を流すことができてホッとしました。
子供は素直に感情をさらけださないと。
そんなティエルを影から見守りつつ涙を流すカーサスがより涙を誘います。
カーサスは深くレナを愛していたんだろうなあ。
きっとレナが一番何で自分死んじゃったの!?って天国で悔しくなっているかもしれませんね苦笑。
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