ニュース

山口県下関市 辻豊倒壊事故「会社の壁が崩壊で生き埋め」経年劣化と台風が原因か

ニュース

山口県下関市 雑貨卸売業「辻豊」倒壊 午後1時頃

9月7日午後1時15分頃、山口県下関市の雑貨卸売業「辻豊」が倒壊しました。

会社によると、建物は3階建で、このうち2階の一部分が飛び出した構造になっているとのことです。

飛び出した2階部分のひさしと建物の壁が崩落したとみられています。

現場周辺の人によると、ゴーッという大きな音がして、外に出ると倉庫周辺から土煙が上がり、周辺ではクラクションを鳴らす音がしばらく響いていたが、途絶えてしまったという。

近くにある会社の建物にいた社員の男性(69)は、救急車や消防車が現場に急行する音を聞いて、現場に駆けつけた。「建物が崩れ落ち、下にとめてあった数台の乗用車が押しつぶされていた。このように建物が崩れ落ちるのは見たことがない。近くにいた事務所の女性が震えていた」と話しています。

現場の向かいにある会社の女性は、2階の窓から崩落直後の様子を目撃。「最初、シャッターを上げ下げする音かと思ったが、音がとても大きく長く続いたので、窓から向かいを見たら壁が落ちていた。前兆は何もなかった」と話しています。

近くの女性会社員は午後1時過ぎ、同僚と食事中に大きな音を聞いた。「ものが崩れるような音で、土砂を積んだトラックが横転したのかと思った」と振り返る。それから車のクラクションが鳴り始め、救急車が到着するまでの数分間、鳴り続けたとのことです。

現場は、JR新下関駅から南におよそ2キロほどの、会社の事務所や倉庫が建ち並ぶ一角です。警察は事件・事故の両面から捜査しています。

会社の壁が崩壊で従業員3人が生き埋め

倒壊したのは、建物の飛び出した2階の一部分で、車7台が下敷き。うち3台に1人ずつが乗っており、生き埋めになった模様です。

巻き込まれたのは50代~40代の従業員3人で、現在消防が救助作業をしています。

生き埋めになった従業員3名救出、うち1名死亡確認

辻豊倒壊によって生き埋めになった従業員3名ですが、午後3時ごろまでに2人が助け出され、意識はあるということです。また午後6時ごろ、残る男性が助け出されましたが、死亡が確認されました。

搬送先の病院で死亡が確認されたのは樋口善彦さん(55歳)と分かりました。死因は、首の骨のけいずい損傷とみられています。

樋口さんは、倒壊した「辻豊」社長のいとこにあたり、社長は樋口さんについて、記者会見で「まじめで口数の少ない、私にとって兄のような存在だった」と話していました。

樋口さんは会社の食堂で食事をした後、車で休んでいたときに崩落に巻き込まれたとみられます。

救助後、意識があることが確認された従業員2名は、田中翔さん(40歳)と長峰謙二さん(54歳)です。田中さんは背骨を折る重傷で、長峰さんはけい椎を捻挫する軽傷とみられます。

従業員は23人で、10人が倉庫での勤務でした。正午から午後1時半は休憩時間だったとのことです。従業員は時間を分けて2班で休憩をとっていて、巻き込まれた従業員3名は自家用車で休憩中でした。

辻豊倒壊の原因は経年劣化と台風11号

倒壊のあった建物は1970年に鉄骨造り、翌年2階部分を増築していました。

辻豊幹部の男性の話によると、「経年劣化があったうえに先日の台風の影響で崩落したのではないか」ということです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました