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公爵夫人の50のお茶レシピ

公爵夫人の50のお茶レシピ【101話】ネタバレ感想「憑依した人間は元に戻る?」

公爵夫人の50のお茶レシピ

マンガ「公爵夫人の50のお茶レシピ」101話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

憑依についての情報を得るため、ミルタンケインズという地方の大都市へ10日間の旅行に出かけた楓は、同じく憑依者であるウィリアム・リバーウッドに会います。

リバーウッドに会うや否や、楓は彼から「教皇庁」にその答えがあると聞きます。
※教皇庁:帝国発祥の地。神聖国首都教皇の住む場所。

その後も語られる「憑依」という現象の実態に、クロエは思わず息を吞むのでした。

公爵夫人の50のお茶レシピ【101話】ネタバレあらすじ

ぺんぎん
ぺんぎん

このマンガは「お茶」がポイントなんだよね。

にゃんこ
にゃんこ

お茶を通して、主人公の楓と周囲の人々が心を通わせていくんだにゃ。

ぺんぎん
ぺんぎん

うんうん。101話ともなると、ギスギスしていたアルフォンスともすっかり打ち解けているように見えるよ。

にゃんこ
にゃんこ

そう、心を通わせる二人のいちゃいちゃもこのお話の見どころなんだにゃ。

にゃんこ
にゃんこ

そして今回は、「憑依した人間は、元の世界に戻れるのか」という、
転生ものでは非常に気になるテーマのお話なんだにゃ!

憑依の実態を知った楓は、混乱しつつも「憑依した人間が、再び元の世界に戻る事もあるのか」と尋ねます。

リバーウッドは少し考えた様子で、「いいえ、それはおそらくないでしょう」と、言いました。

なぜなら「元に戻るためには憑依の現象をもう一度経験しなくてはいけない」からです。
その経験をすることは、雷に打たれるよりも低い確率だと。

そしてこれも、あくまでリバーウッドの憶測にすぎません。
「憑依」自体は、まだまだ未知数です。

にゃんこ
にゃんこ

ちなみに雷に打たれる確率は1000万分の1ドリームジャンボで一等を当てる確率と同じなんだにゃ!

ぺんぎん
ぺんぎん

なるほど、それは”ほぼ不可能”だね…!


この事実に楓は複雑な心境でした。

うっかり元の世界に戻るようなことはないということに安心しつつも、自分が憑依しているクロエの存在も気がかりだからです。

自分が憑依したなら、憑依された「クロエ・バーテンベルク」の魂はどこへ行ったのか・・・。

自分と同じく何かに憑依しているのか、どのように生活しているのか・・・。


自分を恨んでいたら?

気になることは山ほどあります。

そしてリバーウッドは「戻れなくても元の世界と”連絡する方法”がある」と続けました・・・その方法とは・・・。

公爵夫人の50のお茶レシピ【101話】感想

今回は、解決していない問題は残っている、ということを認識させられる回でした。
どれだけ周りと打ち解けようと、どれだけ愛されようと、「楓が転生してきた人間である」という事実は変えられないものです。

少々の不穏さを残しつつ、このお話では楓の前向きな心境の変化を改めて感じることもできました。

普通、異世界に転生したのであれば、一刻も早く元の世界に戻りたいと思うのが普通でしょう。
ましてや、イジメや嘲笑の的であり、夫からさえも愛情を向けられない孤独感を味わっていたのなら尚更です。

しかし、楓はリバーウッドから元の世界に戻ることが不可能だと言われたとき、多少安堵したようにも見えました。

これは、「アルフォンスと周囲の人々を愛するようになった」ということを表しているのではないかと思います。

暗い表現でしたが、個人的にはこの描写は、楓と周囲の人たちが良い関係であるということが分かる好きなシーンです。

そして「お茶のお話」らしく、後半では楓の流石のお茶好きな一面も見られます!


旅先でもぬかりなく、茶葉のブレンドに勤しむのですが、様々なシチュエーションからお茶に関する着想を得る楓の知識とひらめきの力は本当に素晴らしいです。
(それが生かせる職場なら、楓はあんなに苦しまずに済んだのでは…とも思わずにいられないくらいに…。)

毎話そうですが、「お茶の描写」も、今回もとっても素敵なんですよね。

文章でのお茶の特徴の表現はもちろん、お茶の色味や陶器の柄がとても豊かでバリエーションもあり、コーヒー派の私も、読むとお茶が飲みたくなってきます。
実際に、このマンガに出会ってから、お茶に興味を抱くようになりました。

ぜひ、お茶そのものやお茶を飲むシチュエーションに合わせた茶葉のチョイス、陶器の柄にも注目していただきたいです!

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