結界師の一輪華

結界師の一輪華【29話】ネタバレ感想「普通を知るということ」葉月のためにゲームセンターにいく華たちは青年に話しかけられる

結界師の一輪華
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マンガ「結界師の一輪華」29話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

望と葉月に勉強を教えられる華ですが、華のレベルは思った以上に低く、術者の家にいれば当然知っているであろう五家や術者の知識もありません。

一ノ宮の嫁として必要な知識だと心配された華は、朔とは契約結婚だと打ち明けることに・・・。

ぺんぎん
ぺんぎん

契約結婚と知った葉月と望の反応は・・・?

結界師の一輪華【29話】ネタバレあらすじ

華は、友人の鈴と桔梗と遊ぶ約束をしていたが、「友人と遊んだことがない」と言う葉月も誘うことにしました。

両親に抑圧されて育った葉月のため、華はその罪滅ぼしとして、楽しい時間を過ごしてもらおうと張り切ります。

当日、葉月はすぐに鈴や桔梗と打ち解け、4人でゲームセンターへ。

華は葉月がお金を持っていないのではと心配しますが、葉月は貯金を持っていたことが分かり、華は安堵します。

その後、鈴と桔梗が朔の話題で盛り上がる中、華と葉月は静かに2人で話そうとその場を離れました。

しかしその矢先、見知らぬ青年が2人に声をかけてきて・・・。

結界師の一輪華【29話】感想

第29話は、ほっと心がゆるむような温かい回でしたね。

これまで張りつめた空気の中で戦ってきた華たちが、少しだけ肩の力を抜いて、普通の女の子として時間を過ごす様子に、思わずこちらまで笑顔になってしまいました。

特に印象的だったのは、葉月を誘う華の優しさです。

「友達と遊んだことがない」とぽつりと言った葉月に、一緒に行こうと自然に手を差し伸べるその姿。

血のつながりだけでなく、過去の苦しみも知っているからこそ、思いやりが感じられて、胸がじんわり温かくなりました。

華にとっても、葉月にとっても、この時間は大切な癒しのようなものだったのかもしれません。

そして、実際にゲームセンターでの様子が描かれると、葉月があっという間に鈴や桔梗と打ち解けていく姿が微笑ましくて。

無邪気に楽しそうに笑う葉月の表情は、これまで見てきたどの姿よりも生き生きとしていました。

その表情を見た華もきっと、少し報われたような気持ちになったのではないでしょうか。

華が途中で「葉月はお金を持っていないのでは・・・」と心配する場面も、彼女らしくてとても人間味があったと感じます。

でも、そこでAクラスの妖魔討伐に報酬があることを知り、葉月にもちゃんと貯金があるとわかってほっとする描写が、ちょっとした日常のやり取りのようでリアルでした。

その後、鈴と桔梗が朔の話題で盛り上がる中、静かに二人で話そうとする華と葉月。

これからどんな話をするんだろう、と穏やかな空気のまま終わってほしかったけれど、最後に現れた見知らぬ青年の登場で一気に緊張感が高まります

思わず『えっ、ここで!?』と声が出そうになりました。

せっかくの楽しいひとときが、また何かに壊されてしまいそうな不穏な予感

でも、だからこそこの29話の何気ない優しさやぬくもりのある時間が、いっそう尊く感じられました。

華や葉月にとって、こういう時間がもっともっと増えてほしいと、心から願いたくなるような1話です。

次の話がどう展開していくのか不安と期待が入り混じりますが、今はただ華たちの一瞬の平穏が大切に描かれたこの回に、静かに感謝したい気持ちです。

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