結界師の一輪華

結界師の一輪華【22話】ネタバレ感想「力を隠した理由、明かした想い」桔梗と桐矢の転校理由は失われた呪具捜索

結界師の一輪華
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マンガ「結界師の一輪華」22話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

学校中に妖魔が現れ、妖魔の力は強力で、華も力を開放して戦うことになりました。華が学校の結界を張ることになるのですが、華を落ちこぼれだと思っている生徒からは心無い声が飛んできて・・・。

ぺんぎん
ぺんぎん

力を解放することにした華は・・・。

結界師の一輪華【22話】ネタバレあらすじ

華が自身の力を解放し、その圧倒的な能力を目の当たりにした生徒たちは驚愕します。

中でも葉月は、これまで隠していた華の本当の実力に驚きながらも、華から「今度は私が守る」とまっすぐな言葉をかけられ、深く心を揺さぶられました。

その後、学校内からはひとつの呪具が発見されましたが、盗まれた全ての呪具が回収されたわけではありません。

さらに、二条院に属する人物がテロリストと通じていた形跡があり、桔梗と桐矢が転校してきた真の目的は、この失われた呪具の捜索だったことが明かされます。

こうして再び事件解決に協力することとなった華。

その見返りとして彼女が朔に頼んだのは、なんと「朔が葉月の後見人となり、一ノ宮の屋敷で葉月の面倒を見てほしい」というものでした。

数日後には華の力が学校全体に知れ渡り、Cクラスの中で孤立した存在になってしまう華。

そんな中、葉月が華のクラスを訪ねてきます。

華は、自分が一瀬のために両親から利用されるのが嫌で、力をあえて隠していたことを打ち明け、葉月にも一瀬家を見切るように勧めますが・・・。

結界師の一輪華【22話】感想

第22話は、華の『覚悟』と『優しさ』が交差する、心がじんわりと温かくなる回でした。

誰かのために立ち上がる彼女の姿に、胸が熱くなり、涙が込み上げてきます

まず、華が力を解放した瞬間ですが、その圧倒的な力に、生徒たちはただ呆然とするしかありません。

特に葉月にとっては、ずっと一緒にいても知らなかった華の姿を目の当たりにすることになり、驚きと同時に、どこか誇らしい気持ちもあったのではないでしょうか。

そして華が、かつて守ってくれた葉月に「今度は私が守る」と告げたシーン。

その言葉には、これまで守られてばかりだった自分への悔しさと、今なら誰かを守れるという自信が込められていて、思わず涙がこぼれそうになりました。

呪具をめぐる新たな事件の中で、桔梗と桐矢が転校してきた理由が呪具の捜索だったことも明らかになり、物語はより深く、より危険な方向へと進んでいきます。

そんな中、事件解決に協力する代わりに、華が朔に頼んだ「見返り」がまた素晴らしかったです。

それは自分のための報酬ではなく、葉月の未来を守るためのお願いでした。

朔に「葉月の後見人になってほしい」と願い出た華の姿には、家族として、妹として、そして友としての深い愛情と覚悟がにじんでいて、心を打たれます。

また、学校中に力の存在が広まり、Cクラスで浮いた存在になってしまう華の姿には、胸が締めつけられました。

ぺんぎん
ぺんぎん

やっと力を認めてもらえたはずなのに、今度はその力が原因で距離を置かれてしまう・・・。

そんな孤独の中に、葉月が華のもとを訪ねてくるシーンには救われました。

あの静かな対話の中で、華が自分の過去を語り、「一瀬なんて見限ればいい」と優しく背中を押す様子は、姉妹の絆の深さを感じます。

誰かのために力を使い、誰かの未来を守るために自分を差し出す――華のまっすぐな優しさと覚悟が詰まったこの22話は、とても大切に読みたい回でした。

華の成長も、葉月の変化も、ひとつひとつが丁寧に描かれていて、読むほどに心が温かくなります。

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