結界師の一輪華

結界師の一輪華【21話】ネタバレ感想「守るために力を解く」彼岸の髑髏が関与の可能性

結界師の一輪華
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マンガ「結界師の一輪華」21話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

華のもとに現れた一瀬の使用人・紗江は、葉月のことを救ってほしいと頼みます。両親に憤りを感じながらも、抵抗しない葉月の自業自得だと思います。

しかし、葉月が両親に抵抗しないのは華を守るためだったのです。

ぺんぎん
ぺんぎん

本当のことを知った華は・・・。

結界師の一輪華【21話】ネタバレあらすじ

突如として学校中に強力な妖魔が出現しますが、妖魔の力は非常に強く、華は自身の力を開放して応戦する決意を固めます。

その姿を見て、葉月は驚きを隠せませんが、今はなによりも妖魔を退治することが最優先。

二人は協力しながら、生徒たちを守るため奔走します。

この混乱のなか、学校には人間も妖魔も閉じ込められてしまう特殊な結界が張られており、外部への脱出が不可能となっていました。

そこで華は、あずはに朔を呼びに行かせ、自分と葉月は避難誘導にあたることにします。

その後、朔が学校に到着し、状況を把握した彼はすぐに結界を張り直し、生徒たちが外へ逃げられるよう整備を始めました。

しかし、今回の事件は偶発的なものではなく、「彼岸の髑髏」が関与している可能性が浮上します。

しかも、事件には二条院の呪具が関係しているようで、朔と二条院の術者2人は校内にある呪具の捜索へ向かうこととなりました。

その間、校内に結界を張るという重大な役目を任された華ですが、周囲のCクラスの生徒たちは、未だに華を「落ちこぼれ」と見なし、心無い言葉を投げかけてきますが・・・。

結界師の一輪華【21話】感想

第21話は、華の成長と覚悟がひしひしと伝わってくる、心が震えるようなエピソードでした。

学校という日常の場所が突然、恐怖と混乱に包まれ、その中で華がとった行動の一つひとつに、読んでいるこちらも胸を打たれます。

まず、突然現れた強力な妖魔ですが、誰もがパニックになる中で、華は迷わず力を開放して立ち向かいます。

以前の彼女なら、誰かに頼ってしまったかもしれません。

けれど今は、恐怖よりも『守りたい』という想いが強く、それが彼女の力となっているのだと感じました。

葉月の驚いた表情も印象的で、華の力に対する驚きだけではなく、彼女の内側にある強さに触れた驚きでもあったと思います。

一方で、あずはに朔を呼びに行かせ、自分たちは避難誘導にまわる判断力にも、華の冷静さと責任感の強さがにじみ出ていました。

その判断がなければ、もっと多くの生徒が危険にさらされていたかもしれません。

自分がどう思われるかではなく、『今なにをすべきか』で行動できる華の姿に、心からの拍手を送りたくなりました。

しかし、そんな彼女の決意とは裏腹に、クラスメイトから浴びせられる冷たい言葉。

「落ちこぼれが何をしてるんだ」なんて、ひどい言葉に思わずこちらの胸も痛みました。

けれど、華はそんな声にも揺らがず、黙って結界を張るために動き続けるのです。

ぺんぎん
ぺんぎん

自分を信じてくれる人が少しでもいるから、もう前を向いていける。

その凛とした姿には、どんな強敵よりも大きな『強さ』が宿っているように感じました。

今回の話は、バトルとしての迫力もありましたが、それ以上に信じること』と『誰かのために動くこと』の尊さが描かれていたように思います。

華の成長が本当に嬉しくて、何度も読み返したくなる回でした。

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