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踏んだり、蹴ったり、愛したり【6話】ネタバレ感想「恋心のあいだ」加瀬に人違いだと嘘をついてしまった佳帆

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マンガ「踏んだり、蹴ったり、愛したり」6話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

泰を買い物に付き合わせる佳帆ですが、荷物を置きに行った泰を待っていると、佳帆はナンパされて・・・。

ぺんぎん
ぺんぎん

佳帆と泰の距離感が近くなってる・・・?

踏んだり、蹴ったり、愛したり【6話】ネタバレあらすじ

佳帆は、泰と一緒に出かけているところを偶然加瀬に見られてしまいました。

「あれって彼氏?」と尋ねられ、過去のワンナイトを思い出しながらも、思わず「人違い」と嘘をついてしまいます。

その場しのぎの否定に、胸の奥がざわつく佳帆。

後日、行きつけのバーで泰に再会した佳帆は、体裁を保ちたいがために「なんとかして」と頼みますが、泰は「そんなに俺といてマズいなら、離れろよ」と突き放すように言います。

それでも佳帆は、「離れられないじゃない。避けても避けても会うし、切れる縁ならとっくに切ってる」と、心の本音を口にしました。

泰はそれを聞いて、「諦めんなよ、そこで」と笑って返します。

その後、同僚たちとの飲み会に参加した帰り道。

泰とともにバーへ向かって歩いていた佳帆の携帯が鳴り、その相手は加瀬で・・・。

踏んだり、蹴ったり、愛したり【6話】感想

今回のエピソードは、佳帆の心の揺れと、それを取り巻く泰と加瀬、それぞれの想いが複雑に絡み合っていて、胸が締めつけられるような回でしたね。

特に人違いととっさに嘘をついてしまう佳帆の気持ちが痛いほど伝わってきて、読んでいて思わず息を詰めてしまいました。

佳帆にとって、泰との関係は割り切ったはずのものであって、加瀬に知られたくない感情や過去があり、けれどそれは本当はまだどこかで泰に惹かれている証でもあるように思います。

なのに「彼氏?」と聞かれて答えられない――その曖昧さがすべてを物語っていて、余計に苦しいんですよね。

恋じゃないって自分に言い聞かせてるのに、心はどんどん泰に向いてしまってる・・・。

そんな自分を認めたくないからこその人違いという逃げなようにも感じました。

でもそれが余計に、自分の気持ちに嘘を重ねてしまうことにもなっていて、見ていて辛かったです。

そして、バーでの泰との会話も胸を打ちました。

そんなに俺といてマズいなら離れろよ」――その言葉は、泰なりの苦しさの裏返し。きっと本当は、そう言いながらも“離れてほしくない”って強く思っていると思います。

佳帆の態度が、彼をどれだけ不安にさせてきたか、言葉にせずとも伝わってきました。

でも、佳帆はその言葉に対して、とうとう本音をぶつけます。

離れられないじゃない。避けても避けても会うし、切れる縁ならとっくに切ってる

このセリフには、ずっと胸に押し込めていた感情がにじみ出ていて、涙が出そうになりました。

本当は泰といたい。でも、うまく言えないし、認めたら傷つくのが怖い、その怖さと必死に戦っている佳帆の姿に、共感せずにはいられません。

そして、最後の加瀬からの電話。

まるで現実が引き戻しに来るようなタイミングで、3人の関係がさらに複雑に絡み合っていく予感がします。

どちらかを選ぶというシンプルな話ではなくて、どちらにも本音を見せられない佳帆の苦しさこそが、この物語の核心なのかもしれませんね。

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