マンガ「どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます」3話のネタバレ感想です。
婚約破棄を知ったアニエスは、隣国へ身を隠すことにします。
王太子の子を身ごもっている可能性を武器に、隣国へ。
しかし3ヶ月後、彼女の前にリュシリュールが現れて・・・。

アニエスはどうなってしまうのか?
どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます【3話】ネタバレあらすじ
隣国で過ごすアニエス。
そんなアニエスの前に突然、リュシリュールが現れました。
たった1人でやってきたリュシリュール。
アニエスは、そんな突然のリュシリュールの来訪に驚きますが、アニエスが助けを呼ぶよりも早く、リュシリュールはアニエスのことを薬で眠らせ、そのまま連れ去ってしまう・・・。
アニエスが目を覚ますと、変身魔法は解け、アニエスはいつもの姿でした。
ただ、ベッドに両手を鎖でしばりつけられているアニエス。
彼女は状況をみて、自分の策が失敗したのだと思います。
一方、リュシリュールは近くに用意していたナイフを手に取ると、アニエスに近づいて来ました。
このまま牢に繋がれて様々な辱めを受けるより、いっそこのまま一思いに殺された方がと考えるアニエスだが・・・。
どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます【3話】感想
まさか、あの冷たいリュシリュールがこんな行動に出るなんて――。
と皆さんも思ったのではないでしょうか。
隣国で静かに暮らしていたアニエスの前に、突然姿を現したリュシリュール。
しかも、たった一人で。
再会の言葉を交わす間もなく、彼はアニエスを薬で眠らせ、そのまま連れ去ってしまいます。
目覚めたアニエスは、鎖でベッドに拘束されていました。
変身魔法も解け、いつもの姿に戻っていた彼女の胸には、絶望しかなかったはず。
自分の策略が失敗に終わったと悟り、このままなら「いっそ殺してほしい」とまで思い詰める様子が痛々しくて、読んでいて胸が苦しくなりました。
一方のリュシリュールも、どこかおかしい。
冷酷ともいえる行動の裏に見えるのは、抑えきれない執着と深い感情。
ナイフを手に、無言でアニエスに近づくその姿には、愛情と狂気が入り混じっていて、ただの悪役とは思えません。
彼の心の奥に何があるのか、ますます知りたくなります。
ただの誘拐ではなく、二人の心の奥底が露わになるこのシーン。
アニエスの不安と絶望、リュシリュールの執着と焦燥――それぞれの感情がぶつかり合うことで、物語は一気に動き始めます。
読む手が止まらない、まさに転換点。
二人の想いがすれ違いながらも交錯するこの瞬間、目が離せません。
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