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どうせ捨てられるのなら、好きにさせていただきます【15話】ネタバレ感想「想いあうからこそのすれ違いと再会への願い」自分をごまかすリュシリュール

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マンガ「どうせ捨てられるのなら、好きにさせていただきます」15話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

敵国と手を組んだリーリエの裏切りに気づいたリュシリュール。
守ろうとしたアニエスは、知らずにその罠に近づいてしまう・・・。

ぺんぎん
ぺんぎん

リュシリュールはアニエスを守ることができるのか・・・?

どうせ捨てられるのなら、好きにさせていただきます【15話】ネタバレあらすじ

第15話では、アニエスとリュシリュールの関係が大きく揺れる展開が描かれました。

反体制派の目を欺くために、彼らの筆頭であるウィルスナー伯爵の娘と恋仲になる演技をしろと父王から命令されるリュシリュール。

アニエスには説明をすれば大丈夫だと思っていたのに、アニエスが1人で泣き崩れているところを見て、リュシリュールは自分のした行動を後悔するのでした。

その気持ちをリーリエに癒やされ、妹のように愛情を注ぎます。

アニエスには向けられない言葉も、リーリエになら容易に口にすることができるリュシリュール。

彼は、アニエスには向けられない想いを、リーリエに向けることで自分を誤魔化していて・・・。

どうせ捨てられるのなら、好きにさせていただきます【15話】感想

リュシリュールの想い

第15話は、物語の大きな転機となる印象的な回でしたね。

リュシリュールがアニエスを守るために選んだ「婚約破棄」という決断には、読んでいて胸が締めつけられる思いがしました。

彼の中には確かな覚悟と深い愛情があるにもかかわらず、それを言葉にして伝えることができず、アニエスの心を深く傷つけてしまいます。

お互いに強く想い合っているからこそ、すれ違ってしまう・・・。

その切なさが静かに、でも強く響いてくる回でした。

アニエスが悲しみを抱えて身を引こうとした瞬間、リュシリュールの中で抑えていた感情が溢れ出し、彼女を引き止める場面には心を動かされます。

冷静に見えていた彼の本音がようやく顔を出し、彼女への想いの深さが言葉や行動ににじみ出ていて、とても印象的です。

どれだけ想っていても、伝えなければ届かないという現実が胸に響きました。

アニエスを探しに

一方で、リーリエの暗躍が物語に不穏な影を落とし、アニエスが転移魔法によって姿を消してしまうという衝撃のラストには、思わず息を呑みました。

優しさと緊張感が絶妙に入り混じった構成に、ページをめくる手が止まりません。

思い合っているからこそ、簡単には言葉にできない・・・。

だからこそ、互いに苦しみながらも相手を信じ、支えようとする姿がとても尊く感じました。

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