マンガ「旦那様、今世は死んだら許しません」第7話のネタバレ感想です。
愛人だというクロエの髪を切って、罰を与えたエレイン。
そこにウォルトがやってきました。うまく言い逃れができると期待に顔を輝かすクロエでしたが…。
「…いや、罰はむしろ足りないくらいだろう」
旦那様、今世は死んだら許しません【第7話】ネタバレあらすじ
ウォルトの父、前バーキット家当主が亡くなったのはウォルトが15歳のときでした。
それ以前には母はリンデンに暗殺、叔父は戦死。
初陣もまだの少年ともいっていいウォルトの肩には領民の命と病弱な弟という重い責任がのしかかります。

15歳の少年が領民や騎士、そして弟を守らないなんて大変な責任だよね。
しかもバーキット領はリンデンとの火種がずっとくすぶっている場所だし…。
バーキット領を守るため王女の人生を利用する決意
今後どうしたらいいのか…絶望に身がすくみそうになるウォルト。
そんなウォルトに、父の葬儀にかけつけた国王が声をかけます。

一貴族の葬儀にわざわざ国王が参列するぐらいにバーキット領は国にとって重要な場所ってことだにゃ。
「今後について話をしようではないか、新当主ウォルトよ」
果たして国王の提案はエレインとの婚姻による王家の援助でした。
頭によぎるのはウォルトが暗殺者を切り捨てたときのエレインの姿。
それでもウォルトは…。
旦那様、今世は死んだら許しません【第7】感想
15歳で領民の命、騎士の命、家族全部背負わなければいけないなんて重すぎますね…。
もちろん幼少期から言い聞かせられて育っていたのでしょうから、ウォルトもその自覚はすでにあったはずです。
しかしもっと先のことと思っていたはずです。
それが目の前に迫ってきた恐怖…想像を絶しますね。

それでも現実は待ってくれないにゃ。
受け入れる側にも並々ならぬ事情と覚悟がある
それにしても…ふと思うのが、エレインのトラウマになった城内での暗殺者撃退時はもっと若く、初陣もまだったということです。
そんな年齢からすでに重いものを背負っていたということでしょうね。
初陣もまだなのにあんな簡単に暗殺者をバッサリ切ってしまうなんて凄すぎます…。

そりゃあエレインもトラウマになるよね。
少年が表情を変えずに人を切り捨てちゃうんだから。
もちろんウォルトもエレインのトラウマは知っています。目の前で気絶されているわけですからね。
それでも受け入れる側であるウォルトにはどうにもならない重い現実が待っていました。
王家の後ろ盾がなかったら…今頃バーキット領はリンデンのものになっていたかもしれませんね。
そしてそれは王国にとって大きな痛手になっていたはずです。
王家にとってもバーキット家にとっても今回の結婚はウィンウィンだったのでしょう。
ただしそこにはエレインの感情がありません。
そのことに敏く優しいウォルトが気づかないはずもなく…。

でもウォルトにだって何が何でも守りたい、守らなきゃいけないものがあるにゃ。
だからこそウォルトはエレインに誠実でありたいと思っいるのかもしれません。
結婚を無理強いしなかったのも、愛人騒動の際に真っ先にエレインを優先したのも。
そう考えると、エレインとしても嫁ぎ先としてウォルトは悪くはないのかなと思ったり。
しかし前世では嫌がったのですよね。
確かにトラウマはありますが、はっきり言ってウォルトはイケメン笑。
「死神」が連想されるような容姿はしていません。
少しでも話せば、トラウマ緩和になったかもしれないのに…、やっぱり幼少期の記憶は強烈ということでしょうか。
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