マンガ「旦那様、今世は死んだら許しません」第57話のネタバレ感想です。
「これから始まる戦争について私と裏取引しませんか?」
周囲が警戒する中、リンデン王国王女クラウディアは毅然と告げました。
クラウディアは平和派の旗印として嫁いだ第二妃の娘。母亡きあとはその意思をつぎ、戦争狂と化した父王をいさめようと努力していました。
しかし内部からの限界を感じ、ウォルト・エレイン夫妻を頼りたいと告げてきて…。
旦那様、今世は死んだら許しません【第57話】ネタバレあらすじ
エレインは夢を見ていました。夢は回帰前、エレインに起こった出来事。

エレインがウォルトとの結婚を先延ばしにしていて、そのあいだにウォルトが死んでしまった世界線だよね。

エレインは拘束されてしまっているにゃ。
あっ、ジャンが話しているの、クラウディアだにゃ!
回帰前―民のためにふたりが下した決断
拘束されているエレインを監視しつつ、ジャンはクラウディアと話しています。
「これほど早く王城を掌握するなんて驚きましたわ」
クラウディアは穏やかにジャンに話しかけます。
一方のジャンは暗い表情のまま、友好的な雰囲気はありません。
しかしふたりには共通した思いがありました。
―それは国民(領民)を守るということ。
そのためにクラウディアが提案したこととは?
……夢から覚めたエレインは、クラウディアの覚悟が本物であると確信しました。
だからこそ…―。
旦那様、今世は死んだら許しません【第57話】感想
クラウディアからの提案はかなり驚くべきものでした。
なぜなら自国の敗北を望むものだったから。
王女としてそれは本来望むべきものではないはずなのに…それだけ国民は疲弊しているってことなのでしょう。

ほとんどの人は戦争なんて望んでいないはずだよ。
戦争で失うもののほうが多いはずなのに…国土をそんな広げてリンデン国王はどうしたいんだろう?覇者にでもなりたいのかな。
ウォルトとエレインの答えは…
急な裏取引に戸惑いつつも答えのだせなかったウォルトとエレイン。
そして夢で見た回帰前の出来事。そこでもクラウディアは高潔な王女でした。
ただし今と国民を守る手段が違っただけで…。
エレインの行動が違うだけでこんなにも過去が変わるのですね。

過去でもクラウディアは自分を戦争抑止の駒として使おうとしていたね。
何だか高潔すぎてちょっとかわいそうになっちゃったよ。
王女としてクラウディアの考えは立派なことだと思います。
でももう少し個人の幸せも見つけてほしいなと思ったり…。
しかもまさか回帰前の過去ではジャンと…。
それぞれの行動が違う今、戦争を終わらして、リンデンの国民もエレインたち夫妻も、ジャンも、そしてクラウディアも幸せになるような道があればいいのに、と願うばかりです。

そういえばデリックのことはクラウディアは把握しているのかにゃ?
気になるところですよね。ですがまだ判然としません。
リンデンも一枚岩ではないことはわかりました。そして平和派の筆頭はクラウディアとその同母の兄アルバート。
リンデン国王の子供が何人いるのかも、立太子されているのかも不明。
そして王太子がいたとして国王と同じ思想なのかどうかも…。
またリンデンが一枚岩ではないということはデリックが繋がっているリンデン側が国王なのか、それともはたまたまだ見ぬリンデン王太子なのかでも状況が変わってきそうです。
エレインの確信めいた行動にウォルトはますます疑問を抱いているようですし…ますます目が離せません!!
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