マンガ「旦那様、今世は死んだら許しません」第9話のネタバレ感想です。
ジャンは目の前のエレインを前に戸惑いを隠せないでいました。
結婚を先延ばしにして王都で遊び惚けていたという王女エレイン。
そんなエレインが城と領地管理について教えを請いにくるとは予想していませんでした。
もしこれも気まぐれであり、遊びなら…。
旦那様、今世は死んだら許しません【第9話】ネタバレあらすじ
バーキット家兄弟は今まで結婚を先延ばしにしてきたのに急に嫁いできて、領地にも関心を見せるエレインに戸惑っていました。
一方のエレインといえば、ウォルトの死回避のためにやる気十分です。
そんなエレインにリリスが…。
「僭越ながら王女殿下…花嫁の準備を甘くみてはなりません。たった五日しかないのですよ?」

エレインよりリリスのほうが結婚式へ並々ならぬ気概を感じるよ…。
人生を賭ける
ウォルトの死回避のため奮闘するあまり、結婚式、ひいては美容をおざなりにしてしまっていたエレインでしたが、リリスの助言もあり、花嫁にふさわしいツヤツヤの肌に整えられました。
そんなリリスにエレインも感謝します。
「神聖で素敵な思い出になれば結婚後の心の支えになりますから」

おっ、これは経験者の口ぶりだね。

でも夫はリンデンの戦争で結婚後1年ほどで亡くなってしまったみたいだにゃ。
騎士団として領地を守ることに誇りを持っていた夫の意思を継ぎたいと考え、城で働くようになったリリス。
そしてそんなリリスの過去と言葉から、戦争を現実のものとしてより認識したエレインは…。
旦那様、今世は死んだら許しません【第9話】感想
女性にとってウェディングドレスは特別なものですが、この世界の貴族女性は普段着がドレスということもあって、あまりウェディング姿に憧れはないのかもしれませんね。
何より自分の死回避のほうがエレインにとって最優先です。

熱中してしまうと周りが見えなくなるタイプだにゃ、エレインは。
そしてリリスの過去が明らかになりましたね。
ここでできることを精一杯
リリスの王女相手にも臆することのない態度は、リリスの信念につよる芯の強さによるものかもしれません。
たった1年で結婚生活が終わってしまったことは悲しいことですが、それでも夫の意思を引き継ぎたいと思うほどに幸せな1年だったのだろうなと思います。

きっとバーキット領ではリリスみたいな人は珍しくないよね。
大切な人が次の瞬間には失われてしまうのが戦争なんだよね…。

そしてその戦争がヴィフターシュ王国の中で一番身近なバーキット領だということだにゃ。
エレインもリリスの話を聞いて、より現実として戦争を捉えることができたようです。
それに嫁いできた以上、ウォルトに何かあった場合、立場が危うくなるのはエレインも同じです。
もしかしたら元王女として人質にとられる可能性すらあります。
そう考えると、エレインは国の中でも身の危険性の高い場所に嫁いだということですね…。

エレインの婚姻は本当に責任重大だね。
領民でもあるリリスの言葉はそんなエレインの王族としての矜持も刺激したのではないでしょうか。
リリスもそんなエレインの本気の気概を感じ取った様子。
どうやらエレインとリリスはこれから長い付き合いになりそうですね。
バーキット家で味方ができるのはエレインにとっても心強いはずです。
しかも同性となれば相談もしやすいでしょう。結婚生活を経験した先輩ということもあるので、エレインのよき相談相手になっていけばいいなと思います。
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