マンガ「ある継母のメルヘン」135話のネタバレ感想です。
ある継母のメルヘン【135話】ネタバレあらすじ
ヨハネスは、耐え難いほどの持病の悪化のため、国で最も優れた医者を呼んでいました。
医師はヨハネスに、余命宣告をするのでした。
体調が悪化したヨハネスは、ルドヴィカの幻影を見るようになっていました。
ヨハネスはルドヴィカの幻影に、ルドヴィカが死んだ後はすごく苦しかったこと、
そしてルドヴィカが死んだ後、苦しみを抱えながら必死に過ごした人生は、それなりに幸せで意味のあるものだったと、ジェレミー達の顔を思い浮かべながら言います。
ヨハネスは、ルドヴィカがいなくなっても幸せに過ごせていたから、ルドヴィカがいなくなった衝撃から自由になったと信じていました。
しかし、ルドヴィカの幻影を見て、なぜまたあの時の苦痛を繰り返さなければならないのだと、ヨハネスは顔を歪めます。
ルドヴィカの幻影は、あなたが克服したと信じていた長い歳月を、あなたの心の中でずっと生きていたの、と言いました。
ある継母のメルヘン【135話】感想
ジェレミーはとても父親のヨハネスを尊敬しています。
ヨハネスがジェレミー達のことを何とも思っていなかったとしたら悲しすぎたので、ジェレミー達兄弟のことを思い浮かべて幸せと感じていたということが分かってよかったです!
しかし、「それなりに」なので、ちょっと複雑な感情は残る二ャ…。
今まで、シュリーの回想で出てくるヨハネスしか知らなかったので、ヨハネスは厳格、冷徹、ひどい人、というような印象ばかりでした。
今回のヨハネスの回想ストーリを読んで、
ヨハネスとジェレミーは結構似ているところがあるんだな
と思いました。
ヨハネスはルドヴィカのことを愛していましたが、ノイヴァンシュタイン家としての義務や名誉、それから皇帝への忠誠心からルドヴィカを奪うような行動には出ませんでした。
ルドヴィカの幸せを願って身を引いたという一面もあると思います。
ジェレミーは、シュリーのことをとても大切に思っていますが、やはりノイヴァンシュタイン家のことや、シュリーの幸せを願って、シュリーを困らせることになるような行動はしないと決意しています。
ヨハネスもジェレミーも、家や周囲、相手のことを考えて身を引いているという点ですごく似ているんだなと思いました。
ということは、ジェレミーもこのまま良い相手が現れずに、家のために結婚したとしてそれなりに幸せに過ごしたとしても、シュリーのことが心の片隅に残ってヨハネスみたいになってしまうんじゃ…とすごく怖くなりました。
ジェレミーはシュリーのことは諦めているのですが、シュリーともう少し一緒にいたいから結婚を先延ばしにしているので、ぜんっぜんふっきれていないんですよね…。
ジェレミーがヨハネスみたいに闇落ちしないように、ジェレミーに早く良い人が現れてほしいです!
コメント