マンガ「ある継母のメルヘン」119話のネタバレ感想です。
ある継母のメルヘン【119話】ネタバレあらすじ
皇太子が少年の頃、熱病にかかり意識が朦朧とする中、祈祷文が聞こえます。
皇太子が気が付くと、ベッドの隣にリシュリュー副司教がいました。
皇太子は「父上は見舞いにこられたのか」と尋ね、侍女が皇帝陛下の言葉を伝えますが、皇太子は不満気にしていました。
副司教は皇帝が何度も皇太子の部屋を訪れていたことを話しました。
皇太子はその話を疑いますが、しかし、安心感も覚え、眠りにつきました。
訪問者を告げる声で、皇太子が目を覚まします。皇太子は、昔の夢を見ていたことに気が付きます。
訪問者はリシュリュー枢機卿とその付き人でした。
リシュリュー枢機卿に飲酒を指摘され、皇太子は激昂しますが、その時、リシュリュー枢機卿の隣にいる人物が目に入ります。
そこにいたのは、マイスナー卿の警備兵でした。
ある継母のメルヘン【119話】感想
幼い皇太子を見ていると、やっぱり父親や母親からの愛情に飢えているんだなと感じました。
母親に似ているシュリーを求めるのは、母親恋しさからなのかなあと思っていましたが、もしかして皇太子は、シュリーを単なる母親の代わりとしてではなく、新しい理想の家族を築くための存在として見ているんじゃないかな?となんとなく思いました。
子どもが熱を出したら看病してくれて、子守歌を歌ってくれる…そんな家族をシュリーと一緒に作りたいと思っているのかニャ?
皇太子のシュリーに対する執着はこのあとどんどん問題になっていきそうだけど、皇太子の背景を考えると、少し同情する気持ちもでてきます…
リシュリューについては何が目的なのかよくわからなくてモヤモヤします。
幼い皇太子の看病の時、最初は父親が来たかという質問に対しと冷たく答えていました。
でも、皇太子が不機嫌そうだと察知すると、「皇帝陛下が何度もこの部屋を訪れた」という話をしていて、優しさで言ったのかなとも思いましたが、皇太子を自分が操りやすくするための行動にも思えました。
基本的に人を見下しているリシュリューがなんの思惑もなく人に優しさを見せるのはおかしいニャ!!
最後にリシュリューと一緒に来たマイスナー卿の警備兵は、リシュリューとのつながりがあるようで、その辺りもなんだかリシュリューの手のひらで踊らされている感じがしますね。
リシュリューはシュリーを狙っているようですが、その目的が全然見えてこなくて不安です。皇太子がシュリーを手に入れようとして何か行動を起こしそうですが、それ以上に、その気持ちを利用してシュリーに何かしようとしているリシュリューが不穏で、ハラハラします。
せっかくノラとシュリーがいい感じなんだから邪魔しないでー!!!
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