マンガ「ある日、お姫さまになってしまった件について」第56話のネタバレ感想です。
クロードから逃げ出し逃亡を続けるアタナシア。
クロを吸収したことで魔法を使えるようになったアタナシアは、逃亡生活をおくることができていました。それとは別にひとりの生活に不安と寂しさが襲います。
一方ジェニットは叔母ロザリア伯爵夫人の訃報に取り乱して…。
ある日、お姫さまになってしまった件について【第56話】ネタバレあらすじ
ジェニットとアルフィアス公爵のやりとりをこっそり盗み聞きしたことで、クロードに会いたくなったアタナシア。
しかし直接会いに行くとまた殺されるかもしれないので、コッソリ会いにいきます。

魔法が使えるようになったから、何かあってもすぐに逃げ出せるもんね。

殺されそうになってもクロードのことがアタナシアはまだ大好きなんだにゃ。
パパ、バイバイ
ベッドではなくソファで寝ていたクロード。
逃亡生活をおくっているアタナシアよりよほど痩せており、まるで大事な娘を心配して食事も喉を通らないようにすら見えます。
そしてクロードの周りには、幼いアタナシアが描いた作品たち。
「まさか…これを見ながら私への殺意を燃やしていたとかじゃないよね…?」
アタナシアがクロードの眉間にふれると、クロードが起きて…。
「うんざりだ。飽きないのか?一日も欠かさず毎晩夢に出てきて」

どうやら夢だと思っているようだよ。
ある日、お姫さまになってしまった件について【第56話】感想
アタナシアはクロードに殺されかけようともクロードを嫌いにはなれないようですね。
それは確かに小説のアタナシアと同じですね。

落ち込んでいるのが本当のアタナシアみたいだったって思っているみたいだね。
アタナシアは自分は小説のアタナシアじゃないから大丈夫、生きるためにクロードと仲良くなったと思っているのかもしれません。
そう思い込むことで、ひとりでの逃亡生活も思いっきり悲観せずに過ごせているのかなと思います。
クロードはアタナシアをまだ殺したいのか?
一方のクロードは痩せてしまったようです。
アタナシアを心配しているからか、それともまた別の原因か…。
クロードは記憶を失っているわけですからね。以前のクロードだったら、アタナシアが行方不明になったら皇宮にとどまって指揮をとるなどせず、自ら奔走している気がします。
そして気になるのが幼いアタナシアが描いた絵を見ていたこと。

クロードは思い出したいと思っているってことだにゃ。
フィリックスたちから自分がどれだけアタナシアを大事にしていたか聞かされていたからか、それとも本能的に思い出したいと思っているからなのか。
後者だったら、少しだけアタナシアも救われるのではないかなと思います。
本来クロードは愛情深い人なのだと思います。色々あってひねくまくって偏屈の強情っぱりになっていますが苦笑。
そんなクロードだからこそ記憶喪失になんか負けないでほしいなと思ってしまいます。
一方、手紙での約束通りジェニットに会いに行ったアタナシア。
叔母の訃報で悲しんでいるジェニットを元気づけたいと思い、危険をおかして会いに行ったアタナシアでしたが、アタナシア自身も元気づけられているような気がします。
逃亡生活を送っていることや今までアタナシアの中心にいたクロードの豹変。口にはださなくても、まるで世界が敵に回ったような感情を抱いていたのではないでしょうか。
その中純粋にアタナシアの無事を泣いて喜んでくれたジェニットの存在は嬉しかったと思います。
一方でアタナシアの行動の変化で小説と違ってきてしまったことは気になりますね。

クロードがアタナシアを溺愛していたことからして色々変わってきちゃっているから、仕方がないよね。
ただで死ぬアタナシアではないし。
アタナシアがどこまで小説の内容を覚えているのかはわかりませんが、これから先小説の展開を知っているからどうにかなるということはなさそうです。
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