マンガ「悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?」11話のネタバレ感想です。
ジョシュア・ウィステリア。ゲームでは「魅了」を継承するウィステリア公爵家嫡男にして、陸上魔術師団団長。そして当然のごとくゲーム攻略者。
「その美しさをぜひ藤の下でも見てみたいのだがいかがかな?」
流れるような所作で差し出された手とさりげなく他者の目を避ける場所への誘導。すべてが完璧すぎて見惚れるほどです。
そんな兄を自慢げに話すルイスにルチアーナも優しく微笑みかけます。
そんなふたりの様子にラカーシュはやきもきしますが…。
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?【11話】ネタバレあらすじ
サフィアは決断しました。ルチアーナの魅了を解除することが最優先事項であり、そのためのリスクはすべてサフィアが負うことを。

少し大げさな気もするけど、それだけ大事だってことだよね。

しかも最終決断をルチアーナがもてるようにしているにゃ。
そのためにもジョシュア師団長をよんだってことだにゃ。
ジョシュア師団長も驚くほどにサフィアは妹に甘い
「最上のワインがあるので味見にこないかと誘われた記憶あるのだが」
そしてサフィアはさらに切り札を切ります。
それは事情を知る者しかわからない言葉。
しかし事情を知る者であるジョシュア師団長はサフィアが望むこと、つまり弟であるオーバンを含めた非公式の食事会の要求に気づきます。
ジョシュア師団長の弟であり、ルイスの兄であるオーバンは王国国立図書館で副館長をしており、開闢記に関連する何事かを確定するときに発言が必要になる人物。
その人物から語られることによって、ルチアーナが自分で判断できるようにとサフィアは考えたのです。
さらにそこにラカーシュの参加まで求めてきて…!?
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?【11話】感想
「私はお前のためならいつだって最上のワインを用意し待っている」ーいかにも貴族らしい言い回しですね。
貴族ではない私は「いつか必ず助ける!だから頼ってくれ!」で良いのでは…?と思ってしまいますが苦笑。
しかも今から3年前の話。つまりサフィアは16歳、ジョシュア師団長は24歳。
そんな若者が使うにはやや婉曲しすぎな気もします。

サフィアとジョシュア師団長って意外と歳離れているんだね。
ふたりの掛け合いからしてあまり歳が変わらないように感じてしまうよ。
開闢記と魅了とルチアーナ
いずれにせよ、貴族的な恩返しの言葉をサフィアはしっかり覚えており、その切り札を妹ルチアーナのために使うことを決めました。
きっとルイスに相談すると決めた時点で、切り札をきることを決めていたのだと思います。

常に人の100歩先は見据えてあらゆる可能性を考えているサフィアらしいにゃ。
そして今回も登場した「開闢記」。物語のキーになりそうですね。
そして開闢記に登場するのが世界樹の魔法使いです。
果たしてこれは偶然でしょうか?
コンラート(?)が人型になったトリガーは魔法使いの手作り菓子とサフィアも言っていたので、無関係ではないと思います。
おとぎ話の存在であると同時に、何かしら大事な役割がありそうな存在です。
そんな存在を秘匿にしておくのは貴族としては間違った選択といえるでしょう。
それでもサフィアにとって大事なのは国ではなく、ルチアーナの意思。
ジョシュア師団長も意外だと驚くように、かなりのシスコンです笑。
ただサフィアが魔術師団にいたことすらルチアーナは知らなかったので、ずっと一緒にいて守護者をしていたわけじゃないということですよね。
前世を思い出す前の高慢ちきなルチアーナには愛想をつかし、さしものサフィアも距離を置いていたということでしょうか…。

でもルチアーナのあの鈍感さは、前世のこともあるんだろうけどサフィアの過保護さも影響していると思うけど。

ラカーシュの思いに気づかずに、「四百四病の外」と称したサフィアの言葉を真に受けて、皆さんうつらないように気をつけなきゃと言っていたのは面白かったにゃ。
ルイスの言う通り、ラカーシュの後続なんてごめんだにゃ笑。
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