マンガ「悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?」17話のネタバレ感想です。
人ならざる者ー東の悪しき星カドレアにサフィアがさらわれていくのを目撃したルチアーナ。
禍々しい魔力と兄の誘拐現場目撃という衝撃で驚きと震えが隠せないルチアーナを、ジョシュア師団長が抱きしめて落ち着かせます。
そしてジョシュア師団長は今更になってサフィアをさらうのには理由があり、それは魔法使いの存在であると予想していて…。
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?【17話】ネタバレあらすじ
ウィステリア公爵家の後継者として生を受けたのがダリルでした。
そして生まれたその日からダリルは乳母ではなく、母の手によって一心の愛を受けて育ちます。

貴族は普通乳母に子を育ててもらうもんね。
母の愛で守られた世界はダリルにとって完璧そのものでした。
しかしその完璧が音を立ててもろく崩れ去るのはあっという間でした。双子の兄の存在を知るまでは…。
僕の片割れにできることーカドレアとの契約
ダリルは5歳まで双子の兄ルイスの存在を知らされずに育ちました。
その理由は兄弟の母に原因があります。
ウィステリア公爵夫人である兄弟の母にとって、ルイスは後継者であるダリルから栄養を奪った魔物。

だから予定日より3か月も早く無理矢理出産したんだにゃ。
…常軌を逸しているにゃ。
それもそのはず。まだ幼く力のコントトロールができないダリルは知らず知らずのうちに、母に魅了をかけ続けていたのです。
そのことに気づかず、時を過ごし6歳になったとき、ダリルは不治の病に侵されて…。
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?【17話】感想
貴族社会って大変ですね…。
5歳・6歳の子供が経験すぎるには重すぎやしませんか。

魅了って怖い魔術だよね。
しかも無意識に母親にかけててそれを指摘しない慣習って…。
ダリルが憧れたもの
ジョシュア師団長やオーバンはある程度成長しているとはいえ、母の態度に自分たちも傷ついたはずです。
ダリルの無意識の魅了にかかるまでは息子たちを愛する優しい母親だったはずですから。
もちろん魅了の継承者を産めない焦りはあったのだと思います。(だって絶対周りから言われている)
それでもそれを息子たちには見せなかったのではないでしょうか。そう思いたいだけかもしれませんが。

そう考えると人格すら変えてしまう魅了は恐ろしいにゃ。
子供として母親の愛を求めるのは当然のことなのに…魅了のせいで歪んだものになってしまいました。
3か月も早く生まれてきたルイスもそうですが、そんな無茶をした母親も無事なのは奇跡ですよね。
そしてダリルが消えたあと、母親は元に戻ったのでしょうか?
ダリルが生まれる以前のように息子たちを愛し、ルイスを可愛がるようになったのか、今の親子関係など気になるところです。(貴族の親子関係は現代よりも希薄なのかもしれませんが)

そういえばルチアーナたちの両親も一度も登場していないよね。
きっとふたりの両親だから美男美女なんだろうなあ。
正気に戻ったとしても過去は変わらないのでギクシャクとしたものは残っているかもしれませんよね。
魅了が解除されても記憶は残るのでしょうか?
残っていたら、正気ではない自分の言葉で傷ついた子供たちに申し訳なくなりそうです。
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