マンガ「悪女は闇落ち公爵様しか攻略できない」67話のネタバレ感想です。
フロレンツィアは、所詮悪役でもっと早く死ぬべきだったとアンネリーゼに伝えます。
アンネリーゼは、今まで自分の意志で生きてさえいなかったこと、自分で考えて行動することこそ生きることだとフロレンツィアに伝えます。
そして、役割でなく、フロレンツィアの夢はなに?と聞いたのでした。
悪女は闇落ち公爵様しか攻略できない【67話】ネタバレあらすじ
フロレンツィアのヒロインとしての役割
アンネリーゼの質問に、月の乙女としての使命をまっとうしてクラリスの願いである国の発展を支えると答えたフロレンツィア。
アンネリーゼは、世界樹の儀式が終わったそのあとに何をしたいかフロレンツィアに問いかけます。
そして、あなたが大好きだったのだと、アンネリーゼはフロレンツィアに伝えます。
自分と似ている気がするといったアンネリーゼに、フロレンツィアはアンネリーゼの頬をたたいたのでした。
公爵とクラリスの戦闘はアンネリーゼを守るため
公爵の剣にクラウスは太刀打ちできませんでした。
チャンスが何度もあった公爵ですが、公爵はアンネリーゼに危害を加えるのを止めたいだけで攻撃する理由がないとクラウスに答えます。
公爵に剣をとられたクラウスは、エルガーに剣を投げろと言います。
しかし、フロレンツィアが突然その剣を持ったのでした。
悪女は闇落ち公爵様しか攻略できない【67話】感想
アンネリーゼが自分とフロレンツィアが似ていると話した理由がわかりました。
ヒロインとしての役割が使命になっているフロレンツィアを、自分の気持ちで生きていくように導くアンネリーゼ。
強制的な道から、アンネリーゼのように物語が変わるフロレンツィアの疑問の様子に注目です。
アンネリーゼが問いかけたフロレンツィアと似ているところ
フロレンツィアとアンネリーゼの決定的な違いがわかる展開でした。
フロレンツィアは、シナリオ通りのヒロイン。
月の乙女の役割を話していましたが、そこがゴールになっているのですね。
一方で、アンネリーゼはその後の展開を聞いていました。
その後の展開が意味することは、そこからまた物語は続いていくということです。
フロレンツィアの話だと、月の乙女としての使命の完了。
そして、月の乙女としてクラウスの願いを叶え国の発展を支えること。
あれ?フロレンツィア個人のその後がありません。
これが、シナリオの上を歩いているフロレンツィアと、自我のあるアンネリーゼの違いではないでしょうか。
国の発展のために、人を不幸にする行為は違うと思います。
理想は、みんなで共存していく世界ではないでしょうか。
アンネリーゼと公爵なら、その願いが叶いそうです。
ヒロインであるフロレンツィアは、アンネリーゼからの問いに動揺していました。
アンネリーゼは、自分がフロレンツィアのようにレールの上を走って気持ちがなかった様子が似ていると感じていたことが描かれていました。
ヒロインへのシナリオの強制力と、フロレンツィアがアンネリーゼの質問との葛藤にどう向き合うのかが、物語の鍵になりそうだと感じました。
公爵は戦いを望まない
クラウスは、なぜあそこまで公爵に固執しているんでしょうか。
アンネリーゼが言っていた、シナリオの強制力からくるものなのか、それとも公爵の持っているものへの嫉妬なのか・・・。
どちらにしても、自分たちの欲ばかりに走ってしまっているクラウスには、勝ち目はないです。
公爵は、本当は心の優しい人なのに、こんな戦いをしなければいけないことが辛いです。
アンネリーゼに危害を加えるのを止めたいだけだと言っていた公爵の言葉から、アンネリーゼへの愛が感じられます。
アンネリーゼを想う公爵の言葉と行動に、キュンキュンせずにはいられませんね。
目の色が違うところも、個性が光ってカッコイイです。
力があるのに、攻撃せずに守りに徹している余裕の姿が更に魅力的です。


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