マンガ「悪女は闇落ち公爵様しか攻略できない」70話のネタバレ感想です。
幼い頃、皇帝に教えてもらった月の乙女に認められ、霊鳥の背中に乗るものこそがこの世界の救世主という言葉を思い出すクラウス。
フロレンツィアに、視野の狭いお飾り皇太子と言われクラウスは動揺してしまいます。
その様子を見たフロレンツィアは、1人でトゥルルの背中にのり、世界樹へ向かったのでした。
悪女は闇落ち公爵様しか攻略できない【70話】ネタバレあらすじ
エルトは2人がいなくならないか心配で涙で気持ちを伝える
アンネリーゼは、公爵に早くグリフォンを呼んでほしいとお願いします。
公爵は、「すべてはお前の望むままに」とキスをしようとします。
その様子を見たエルトは、大粒の涙を流しながら2人がいなくならないか心配してたずねます。
アンネリーゼは、公爵が好きだと言ってくれた自分は人の幸せを願えるからだと思い、自分の願いではなくみんなの幸せを願うつもりでいたのでした。
アンネリーゼの知らなかった公爵の正体が明かされる
エルトは、魂の契約で2人の存在が1つの魂になればどちらかになにかあれば2人共が・・・と伝えます。
何も知らなかったアンネリーゼは、契約について公爵にたずねます。
事実を知ったアンネリーゼは、絶対にダメだと言います。
しかし、公爵はアンネリーゼを抱きしめ魂の契約をしてしまったのでした。

エルトの思いは届いたのかな
魂の契約をここでしたのは危険な気がする
悪女は闇落ち公爵様しか攻略できない【70話】感想
今回のお話は、魔族のエルトの気持ちがひしひしと伝わってくる感動的なお話でした。
公爵とアンネリーゼのことが大好きだから涙を流しながらうったえた幼いエルトの純粋な気持ち。
その話を聞いたアンネリーゼの様子が印象的でした。
エルトは2人を失いたくない!
幼いエルトの心からの叫びが伝わってきて、こちらまで思わず感情移入してしまいました。
エルトにとって公爵の存在はとても大きくて、アンネリーゼのことも大切になっていることが伝わってくるシーンに、グッときます。
大粒の涙を流しながら2人ともいなくならないか心配していた描写は、この物語を好きな人なら、うるうるくるシーンだと思います。
エルトのとった行動のタイミングは、絶妙でした。
側で見守っていたシュラートでは、言えない言葉だったはずです。
エルトがここで声をかけなければ、アンネリーゼも何もしらずに願いを叶えようとしたはずです。
エルトはモブキャラだと思っていましたが、実は物語の重要な鍵になる人だったんですね!
物語の中で大人たちばかりがでてくる話の中で一人出てくる魔族の少年。
考えてみたらこの流れに気づけなかったことに盲点です。
神獣グリフォンは公爵自身だった
アンネリーゼが神獣グリフォンを知ったときの反応と公爵の気持ち。
エルトの気持ちがアンネリーゼと公爵に届いたことで、アンネリーゼの気持ちの変化が見られたことに安心しました。
しかし、魂の契約をしてしまった公爵。
なぜそこで話をしてしまったの?
せめて、話が聞こえないように防音魔法を使うなどして情報が漏れないようにしないとフロレンツィアに弱みを握られてしまうのに!と思ってしまいました。
感動的なシーンの裏には、クラウスとフロレンツィアの2人を始末したいと思う考えがあります。
魂の契約を知ってしまったら、アンネリーゼを攻撃することを考えるはずです。
魂の契約は幸せも倍になると思いますが、危険も倍なので諸刃の剣です。
その危険を知って反対したアンネリーゼに対して公爵の表情は穏やかでした。
出会えるかわからない心から信頼できる相手アンネリーゼと魂の契約ができる喜びと幸せを感じたからだと思える表情が印象的でした。

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