マンガ「今世は当主になります」198話のネタバレ感想です。
食事を楽しむ皇帝は、フィレンティアのおもてなしの素晴らしさから、ルーラックに後継者問題の悩みを打ち明けます。
アンゲナスを注意するように話すルーラックの言葉に、皇帝は皇后への疑念を抱くことになります。
狂人の森の中では、魔気に侵されたアスタナたち。
息が切れ興奮気味なっていたアスタナの後ろに、突然魔物が現れたのでした。
今世は当主になります【198話】ネタバレあらすじ
ペレスへの恐怖に震えたアスタナ
アスタナの後ろにいる魔獣を倒したペレス。
返り血を浴びたペレスは、魔気の影響でアスタナに向けて剣を下ろしますが、仲間に薬をもらい落ち着きます。
アスタナの従者たちは、狂人の森が危険すぎると判断し、信号弾を放ったのでした。
アスタナはベレサックが盗んだ薬で魔獣に挑む
狩ってきた魔獣の様子を見た者たちは、ペレスとブラウン嬢の素晴らしさを褒め、アスタナと比べていました。
ベレサックは、ペレスが魔気に侵された時に飲んでいた薬を盗みアスタナに渡しました。
再び森の中で薬を飲みながら魔獣を倒していくアスタナは、従者の意見も聞かずベレサックを連れて進んでいくのでした。

なんかアスタナの様子がおかしくなってるよね?
あの薬、なんかアヤシイ気がする
今世は当主になります【198話】感想
ペレスから盗んだ薬をベレサックがアスタナに渡して魔獣退治に行きましたが、雲行きがあやしそうでした。
ペレスとアスタナの後継者問題で、皇帝もそろそろ結果をだしそうです。
ペレスの恐怖を心と体に植えつけられたアスタナは恐怖に怯える
ペレスの赤い鋭い目からは、誰も逃れられることはないほど鬼気迫る感じがでていました。
アスタナは、魔獣を倒したペレスの返り血がついていた様子から、余計に恐怖が増したのでないかと感じられました。
ペレスの仲間がストップと止めていましたが、アスタナに向かって剣をお下ろそうとしていた表情。
アスタナは、目をつむりガタガタ震えていましたが、1度こんな恐怖を味わってしまったら心に残ってしまいます。
今後、ペレスに直接攻撃などできないはずです。
気持ちよりも、体が無意識に恐怖を感じ、震えてしまいそうです。
アスタナの本心も描かれていました。
本当はこんな森にいたくない・・・と。
すでに臆病風にやられてしまっているので、勝敗は決まったようなものです。
従者たちを気遣うわけでなく、自分本意なアスタナでは、皇帝なんて無理でしょう。
ますますペレスの皇帝への道のりが近くなった気がします。
アスタナとペレスの器の違いは魔気の薬でよくわかる
あの薬、本当は偽物だと感じました。
アスタナの様子が、尋常ではないからです。
もし、魔気を抑えることができているなら、あのような表情にもならないし、言動も冷静でいられるはず。
ひょっとして、興奮作用のようなものが入ってたりするのでしょうか?
他の者達は、体力の限界がきていたのに、アスタナはむしろ先に進もうとしている姿に違和感がありますよね。
もし、薬の効力が突然切れた時に魔獣がいたらと考えるとゾッとします。
ベレサックのような人間をそばに置くことでアスタナの愚かさはハッキリわかります。
皇族、ロンバルティの者が盗んだものを飲む行為は、恥ずべきことです。
信用した者からしか受け取ってはいけないと思いますが、単純すぎる作戦にまんまとハメられたと思いました。
おそらく、この薬をアスタナに飲ませるために演技をし、盗みをできるように隙も作っておいたのではないでしょうか。
すべてペレスたちの作戦だとしたら、アスタナは理想通りに動いてくれたことになります。

やっぱり頭脳作戦のペレスだよね!


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