マンガ「見捨てられた推しのために」17話のネタバレ感想です。
ディアーナは、ヘスティアがはめていた指輪に驚きます。ディアーナに捧げたカエルスの心だったからです。
ヘスティアは、対策に必要な未来についてディアーナに伝えます。
タイムリープ前に起きたことはヘリオスの痛手となる出来事でした。それをディアーナに見せた理由は、ディアーナのお茶会の招待との取引のためだったのでした。
見捨てられた推しのために【17話】ネタバレあらすじ
ヘスティアの罠
ヘスティアの計画通り、ピンクダイヤモンドの指輪の罠に引っかかったディアーナ。
ヘスティアは、自分のために貴重な宝石を短期間で加工してくれたことを喜んでいました。
「ピンクダイヤモンドはまるで皇太子妃の美しい髪の色のような・・・」
ヘスティアの言葉にディアーナは黙って肯定する態度をとっていました。
カエルスの妻が幸せなら、カエルスも幸せにすごせることを気づかない様子のディアーナにヘスティアはとても怒りを感じるのでした。
初めての悪役
今までディアーナの人生は順調でした。
争いや危機があったとしても、主人公や、聖女としての絶対的な存在だったからです。
そんなディアーナが初めて経験する悪役・・・。
「おかげで自分の身の程を再認識できました。」と、ヘスティアはディアーナに言いました。
見捨てられた推しのために【17話】感想
今回のお話は、ディアーナが初めて悪役に変わる瞬間でした。
今までは、物語のヒロイン、聖女など主人公の順調な生活でしたが、ヘスティアによって動揺するディアーナの姿を見ることができました。
ピンクダイヤモンドの色
ディアーナは、ヘスティアの罠にまんまとひっかかってしまいました!
でも、ピンクダイヤモンドについてヘスティアはどんな気持ちだったんでしょう。
皇太子妃殿下の美しい髪色のような・・・。
この言葉ですべてわかってしまいました。
カエルスはディアーナをとても想っていてこの色を選んだんだということ。
それを知ったヘスティアに無言でいるなんて、ディアーナはいったい何を考えているのでしょうか。
ここはせめて否定するところだったんじゃないかなと思います。
黙る行為は、妻のヘスティアにディアーナとの思い出の指輪をあげることを肯定したことになります。
結婚した夫婦なら、そんな現実を知らないほうが幸せです。
カエルスの幸せを願うなら妻になったヘスティアにこんな行動をしてはいけないと思います。
ヘスティアが幸せでいればカエルスも幸せでいられると気づかないのでしょうか。
それとも、カエルスがまだディアーナを想っていると思いたいから?
ディアーナは、カエルスの心を今でも繋ぎ止めていたいのかも知れません。
だとすれば、ヘスティアへの態度が冷たいのは納得できます。
カエルスでなく、ヘリオスを選んだのはディアーナ自身なのに・・・。
ディアーナの本音に気づいていたヘスティアが怒るのは当然ですね。
初めての悪女
今まで順風満帆だったディアーナにほころびがでてきました!
主人公、ヒロイン、聖女。このワードはハッキリいってチートですよね。
特別キャラだから幸せになる、逆境も後の話の種になるなど結局うまくいくパターン。
しかし、ヘスティアという新しいキャラによってどんどん小説から話がズレてきました。
ディアーナの思い通りに話の展開が起こらないようになってきました。
タイムリープしたヘスティアは、小説で起こる出来事が回避できます。
だから、ディアーナの話も修正できたのではないでしょう。
ここで、新しい物語がヘスティアによって作られた瞬間です。
この時、ディアーナはすでに悪役でした。
これって、もしかしたら最後のエンディングをヘスティアが変えれるのでは?
もしそうなれば、カエルスが生きているこの世界は優しい世界に変わる気がします。
ディアーナ視点からでなくカエルス視点の世界になってほしいです。
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