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どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます【11話】「リュシリュールの過去」ハトコに怒りを覚える

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マンガ「どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます」11話のネタバレ感想です。

前話あらすじ

今夜は他国の賓客がそろうパーティー。リュシリュールはアニエスに心が乱されると告白し、二人の関係は複雑な感情の中で揺れ動きます。果たして、彼らはお互いの本当の気持ちに気づくことができるのか・・・。

ぺんぎん
ぺんぎん

物語は後半戦へ。

どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます【11話】ネタバレあらすじ

二人が結ばれた翌朝、別人のように甘く触れてくるリュシリュールに照れるアニエス。

一方会食に出席したリュシリュールは、その凛とした佇まいで周囲の人々を魅了します。

そんな中、アニエスのハトコがリュシリュールの前に現れ、「今日もアニエス嬢はお越しではないのですね」と言葉をかけました。

アニエスは、リュシリュールに日々求められ体力を消耗してしまい、風邪という理由で会食を欠席していたのです。

ハトコは「ご無理なさらずとも。どうせいつでも会えますから」

と続け、その裏には、リュシリュールとの関係が破綻すればアニエスを受け入れるという含みが感じられました。

一瞬怒りを覚えたリュシリュールでしたが、微笑みながら応じます。

感情を隠して笑うことは、アニエス以外には難しくない――

彼にとって、唯一特別なのは幼い頃に出会ったアニエスだけなのです。

どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます【11話】感想

リュシリュールとアニエスの距離が少しずつ近づいていく中で、アニエスは周りの人たちの視線がどこか生温かく感じられ、その気持ちは読者の私たちも同じで、自然と見守りたくなりました。

二人の思いが通じ合った瞬間には、恥ずかしさと喜びが入り混じった特別な空気が流れていて、読んでいるこちらまで胸が高鳴ります。

こうした繊細な感情のやりとりがリアルに描かれているからこそ、物語にぐっと引き込まれます。

リュシリュールの過去がわかることで、彼の心の中にある複雑な気持ちが伝わってきて、とても胸が痛みました。

幼い頃から家族のことで悩み、自分の立場や父親の裏切り、兄との関係に苦しんでいたんだなと感じ、切なさが込み上げてきます。

特に、「誓約魔法」をかけられて自分の未来が縛られてしまった彼の思いには胸が締めつけられました。

そんな重たい現実の中で、アニエスと出会い少しずつ心を開いていく姿は、とても愛おしく感じます。

今まで冷たく見えたリュシリュールも、実はたくさんの葛藤や弱さを抱えていたのだと思うと、応援したくなりますね。

彼の優しさや人間らしい面が見えて、物語にぐっと深みが増しました。

これからアニエスとの関係がどう変わっていくのか、とても楽しみです。

リュシリュールとアニエスが少しずつ心を通わせていく姿を、一緒に温かく見守りましょう。

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