マンガ「ある日、お姫さまになってしまった件について」第72話のネタバレ感想です。
ルーカスはジェニットが側にいるだけでは苦痛を和らげることはできて、黒魔法が消えるわけではなくこのままではクロードは死んでしまうと言います。
その事実にアタナシアは涙を流し悲しむと同時に、それでは小説はどうなったのだろうと疑問に思い…。
ある日、お姫さまになってしまった件について【第72話】ネタバレあらすじ
「陛下おはようございます。」
アタナシアはクロードの元に朝の挨拶にやってきました。
そんなアタナシアをクロードは「本当に毎朝挨拶に来るのか」と言いつつも出迎えます。

以前のように「パパ」とはよべなくても、少し前の関係に戻ったようでホッと一安心だね。

突発的なときには「パパ」って呼んでいるにゃ。
以前に元通り…?
ルーカスのおかげで表面上は元気を取り戻したように見えるクロードですが、以前の記憶は戻っていません。
アタナシアのために用意している甘いケーキを見ても拒否反応。(クロードは甘いものが苦手)
そんなクロードを見て、アタナシアもケーキに手を伸ばすことをためらいます。
その場しのぎで紅茶を飲むと、リペ茶で…。
「飲むと口の中で花が咲くみたいなんです」
それはかつてのダイアナと同じ感想で…。
自然と昔の記憶が呼び起されたクロードは頭痛に顔を歪ませます。
ある日、お姫さまになってしまった件について【第72話】感想
ルーカスのおかげで一時しのぎとはいえ、クロードの体調が戻って一安心ですね。
もちろん楽観視はできませんが。
それにしてもルーカスってやっぱりすごいのですね♪

さすが塔の魔法使いだにゃ。
危うい均衡のもとの平穏
朝の挨拶に訪れたアタナシアをクロードももう殺そうとはしませんし、追い出したりもしません。
クロードを「陛下」と呼んでいる部分だけ違いますが、表面上は何一つかわらないように見えます。
これもやっぱりルーカスのおかげ、なんでしょうね。
一時しのぎとはいえ補修?整える?をしたおかげで、記憶喪失直後みたいなイライラをアタナシアに感じなくなったのかも…?
それとも記憶はなくても体や本能が覚えていて、アタナシアを大切に思っているから?
いずれにせよアタナシアが幼い頃が積み上げてきたものは無駄じゃなくて、アタナシアを救ったってことですよね。

まだまだどうなるかはわからないけど、とりあえずクロードに殺されることは回避できたのかな。
一方、アルフィアス公爵邸にアタナシアがいたことがとうとうシロおじさんにバレてしまいましたね笑。
ちょっと間抜け苦笑。まんまと自分の息子とジェニットに出し抜かれたわけですから。
魔力がない、魔法が使えないと相手の魔力を感じることもできないから、こういうとき不便なうえに不利なんだなと感じました。
「ある日、お姫さまになってしまった件について」は魔法や魔力が当たり前にある世界ではありますが、呪文を唱える描写もないのでつい忘れがち。
これだけ万能だとヒエラルキーのトップに魔力の強さや魔法が重要視されるのもわかるなあと思いました。
魔力のないシロおじさんにイゼキエルが名門貴族ですから、血筋や家柄にまでは影響しないのでしょうが…。
他の貴族たちはどうなのでしょうか?
フィリックスも魔力持ちでその強さと乳兄弟ということでクロードのそばにいるのでしょうが、魔力は遺伝ではない?
このあたりの魔力や魔法、貴族や政治的仕組みについては詳しく触れられていないので不明な部分が多いですね。
今まではあくまでもパパと娘の生活が中心に描かれていましたが、アタナシアも成長したし、クロードの体調も万全ではないし、紳士様という火種はあるしで、外(貴族など)との関係や仕組みについても明かされていくのでしょうか。
今後の展開も楽しみです。
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