マンガ「ある日、お姫さまになってしまった件について」第102話のネタバレ感想です。
ルーカスの背後で呪いが割れる音がしました。しかし目を覚ましたのはクロードだけで…。
どういうことだと心配になるルーカスをよそに、クロードは静かにするよう促すのでした。
一方アタナシアは眠っているあいだクロードの過去を見ていました。
ある日、お姫さまになってしまった件について【第102話】ネタバレあらすじ
クロードの人生はダイアナとの出会いで色づきました。
そのことはクロードの人生を追憶しているアタナシアにもすぐにわかりました。
しかし明るく色づいた記憶もすぐに真っ暗になり…。

クロードにとってダイアナは希望であり、幸せそのものだったのかもしれないね。
再び色づいた先にあったものは…
ダイアナを失ってからのクロードはすべてが色褪せていました。
暗く悲しい気持ちに耐え切れなくなったクロードはとうとう黒魔法にも手をだしてしまいます。
それからのクロードはすべてがつまらなく、面倒で虚無感にさいなまれる日々。
しかしそんなモノクロの世界に再び差し込み光が…。それがアタナシアでした。
はじめは目障りだ、消さなければと思っていた存在。しかしいつしかもう少しだけ…と思うようになり、気がつけば…。

クロードの内面が描かれるのは今まであまりなかったから貴重だにゃ。
クロードの中でどんな変化があって、再び大事なもの(アタナシア)を見つけたのかわかる回だにゃ。
ある日、お姫さまになってしまった件について【第102話】感想
クロード回ですね。
クロードの過去(正妻の子ではなく不遇だった時代や先帝が優しかったころなど)を少し垣間見ることができて、クロードがひねくれるのもまあ仕方ないのかなと思ったり。

何も感じないように黒魔法に手をだしちゃったクロードの気持ちが少しわかるにゃ。
アタナシアに出会う前のクロードはこのまま死んでも何の後悔もなかったんじゃないかとすら思わせるにゃ。
モノクロの世界
魔力の強さがクロードを皇帝たらしめましたが、それがそもそもの不幸の原因になっていると考えると何だか悲しいですね。
またアタナシアがこの過去を見ていると思うと、父として微妙な気分になるのではないかなと思いました苦笑。
両親のあれやこれやってこっぱずかしくて見たくないし、見られたくないという人も多いと思うので…。
でもアタナシアは知れてよかったって思うのだろうなとも思います。
アタナシアにとっては貴重なママの記憶。
何よりクロードを理解するきっかけにもなったはずです。

目を覚ましたふたりがこれからどんな話をするのかな。
「おはようパパ!」と涙を流しながら笑みを浮かべて言うアタナシアのその言葉に、単なる挨拶以上の重みを感じました。
きっといろんな感情が集約されているのでしょう。
こっちまで胸がいっぱいです。
先帝という問題はまだ残っていますが、何だかもう大団円な気分笑。
このまま父娘は幸せに暮らしましたと言われても満足してしまいそうですが…。
先帝の逆襲があるのかないのか…。そこは次回以降の持ち越しですね。
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