マンガ「訳あり秋くんの恋が聴こえる」54話のネタバレ感想です。
訳あり秋くんの恋が聴こえる【54話】ネタバレあらすじ
秋の回想から始まります。
中学もあともう一ヶ月で卒業というところでおばあちゃんは感慨深いと言いながら嬉しそうに「秋の制服姿楽しみ」と話しています。
しかし制服姿が楽しみと言ってくれていたのに秋が高校の制服に初めて袖を通したのはおばあちゃんのお葬式でした。
お葬式での会食で親戚たちがヒソヒソと噂話をしているのが秋に聞こえています。
「病気が見つかった頃には末期だった」
「美郷は籍も入れずに子供を置いていって孫育てでかなり無理していたのでは?」
それは全て秋の知らない話で秋はショックを受けます。
その後親戚同士が秋の引き取り先を巡って押し付けあってる会話の中で、なんと母親の美郷が現れます。
秋にとっては小さい頃から待ちに待ってたはず・・だよな?
美郷は秋に「迎えにきたよ」とにっこり笑いかけるのでした。それから秋と美郷の生活が始まって・・・?
訳あり秋くんの恋が聴こえる【54話】感想
はい、秋がちよに語り出したところから秋の過去編が始まりましたがもうすでにしんどいです。
秋が中3の時におばあちゃんは亡くなってしまったんですね。まだ中3だったなんてと思いましたが秋くん今も高校生ですもんね、大人っぽいのですぐに忘れてしまいます。(笑)
そして秋のことを守ってくれる大人がいないので、お葬式でのやり取りも本当に読んでいて辛かったです。
まだ中学生の秋を誰も引き取りたがらず、おばあちゃんも美郷が秋を置いて行ったせいで苦労していた、挙げ句の果てには無理が祟って(秋が原因で)おばあちゃんは早くに死んでしまったのでは?とまで言われて。
「子供の前でそんな話しないで!」と遮ってくれる人も誰もいなかったんですね。
そこに追い打ちをかけるように美郷が現れました。全く葬儀にふさわしくない格好で現れ、「親の死に顔が見たいから来た」という美郷は秋が思い描いていた母親とはかけ離れていました。
それでもずっと待っていたお母さんに笑顔で「迎えにきたよ」と言われたら秋は嬉しい気持ちもあったのかな?
でも一緒に住み始めてからの美郷はひどいものでした。
言葉の端々に棘があり優しさは全く感じられません。美郷のために秋が一生懸命作ったおかずも一口食べて「・・まず。向いてないよ二度とこんなの食べさせないで」と言い放ったり、文化祭の準備があると聞いたら「青春でいーね。あんたのせいで私にはなかったけど」と言ったり。
とにかく毒親全開の発言パレードです。
本当に残念ですが母性がないのか秋のことを可愛いと思えないのかもしれません。
おばあちゃんが亡くなってしまっただけでも辛いのに実の母親からもこんな言葉を浴びせ続けられてた秋の心を考えると苦しくなってしまいます。
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